保育士の悩み「先生嫌い」と言われたらどうする?言葉の裏側に隠れている真意は?

保育学生
 

クラスの子に「先生嫌い」って言われたんだけど、何かしちゃったかな?

ともだち
 

「先生嫌い」って言われる保育士なんてダメダメだ…



という方いませんか?


フリーランス保育士のRisaです。


「先生嫌い」って子どもから言われると、かなりショックですよね。

りさ
りさ

実は私も毎日のように子どもに言われたことがあります。



今回は、「子どもに、先生嫌い と言われたらどうしたらいいか」について紹介していきます。


保育士の悩み「先生嫌い」と言われたらどうする?


保育士をしていると、もしかしたら1度は子どもから「先生嫌い」と言われることがあるかもしれません。


「嫌い」と言われると、少なからずショックを受けてしまうと思います。

りさ
りさ

私は、毎日のように言われて、そのたびにどうしたらいいかなと悩んでいました。



子どもから「先生嫌い」と言われたら、まず「言葉の裏側を考える」ことをやってみてください。


言葉の裏側を考える


「先生嫌い」という子どもの言葉は、本当にあなたのことが嫌いだから発言しているのか、それとも違うのか、一度考えてみてください。


実際は、そうじゃないことが多いはずです。

ほとんどの場合は、本当に先生のことが嫌いなわけではないはずです。



「嫌い」の裏側には、子どもからのたくさんのメッセージが隠れています。


その言葉の裏側に隠れているメッセージに気づくためには、どうすればいいのか、下記のようなことを意識してみてください。

・嫌いというタイミングはいつ?

・嫌いと言っている時の子どもの様子は?



上記を意識しながら、子どもを見てみてください。


決して、「先生嫌い」という言葉に感情的になってはいけませんよ。


嫌いというタイミングはいつ?


保育士に向かって「先生嫌い」と言ってくるタイミングはいつですか?

・担当の保育士と一緒にトイレに行けないとき

・けんかを保育士が仲介しているとき

・保育士に叱られたあと

・自分を見てほしいとき



上記以外にも様々なタイミングがあるはずです。


「先生嫌い」と言うタイミングに気づいたら、その時に子どもはどんな気持ちになっているか、想像してみましょう。

・担当の保育士と一緒にトイレに行けないとき
 ▶担当の保育士と一緒にトイレに行きたい


・けんかを保育士が仲介しているとき
 ▶思い通りにいかなくて怒ってる
 ▶お友だちが自分の話を聞いてくれなくて怒ってる
 ▶保育士が自分の思いを受けとめてくれなくて怒ってる


・保育士に叱られたあと
 ▶叱られたことが嫌
 ▶思い通りにいかなくて嫌
 ▶ルールを守れなかった自分に怒ってる


・自分を見てほしいとき
 ▶保育士が自分以外のお友だちに関わっていることに嫉妬
 ▶とにかく自分だけを見てほしい



上記のように、「先生嫌い」と言っている時の子どもの気持ちは色々考えられます。


保育士は、「嫌い」という言葉だけを見るのではなく、子どもはどんな気持ちでその発言をしたのかを考えることが大切です。


嫌いと言っている時の子どもの様子は?


子どもの気持ちを想像するのと同時に、「先生嫌い」と言っている時の子どもの様子を見ることも大事です。

・怒りに満ちている

・保育士の反応を見ている

・他の保育士を見ている

・諦め

・落ち込み

・自分を見失っている



上記以外にも様々な表情や姿を見せてくれると思いますが、こういった様子からも子どもの気持ちに気づくことができます。


筋肉のこわばりや、目線、力の入り方からも子どもの気持ちが見えてくることもあります。


本当に伝えたいことが見えてくる


このように「先生嫌い」と言っている子をしっかり見ていると、子どもが本当に伝えたいことが見えてくるはずです。


「先生嫌い」と伝えたい子はほぼいないはずです。

ここまで読んで、あなたのことを「嫌いだ!」という子は、あなたに何を伝えようとしていると思いますか?



保育士に「先生嫌い」と言う子にできること


保育士に対して「先生嫌い」という子にできることは、何か特別なことをしてあげる必要はありません。


子どもが本当に伝えようとしていることに気づき、あなたができることを子どもにしてあげればいいです。


ここからお伝えすることは、あくまでも「私」の視点で書いていくので、参考程度に読んでください。

保育に正解も不正解もありません。子どものことを考えるということが大事です。



他の先生と一緒にいたい子


他の先生と一緒にいたい、他の先生とトイレに行きたい、何かをしたいという子に対しては、その気持ちを受け止めてあげましょう。

「○○先生と一緒にやりたかったんだね」



別の先生がよかったというだけで、あなたのことを嫌いなわけではありません。(言葉では嫌いと言っていますが、表現がそれしかなかったんです。)


気持ちを受け止めたあとに、「○○先生」に代わることができるなら交代するのも1つの方法です。


しかし、代わることができない状況ならば、その状況を子どもに説明しましょう。

どんなに小さい子も説明すれば理解してくれるはずです。



その子に気持ちを受け止めながら、次の関わり方を考えてみるといいかもしれません。


自分の思いをわかってくれなかった子


トラブルの仲介をしたあとなどは、「自分の思いをわかってくれなかったこと」に怒ったり、悲しんだりして「先生嫌い」と言うこともあるかもしれません。


トラブルの仲介の際は、自分の仲介を振り返ることが大切です。

・自分の思いだけで仲介しなかったか

・子どもそれぞれの思い(話)を聞くことができたか



上記を振り返ると、意外とできていなかったことに気づくかもしれません。

りさ
りさ

私もできなかったことがあるんです。バタバタしていて子どもの話をゆっくり聞くことができず、子どもに「もういいよ」と言われてしまいました。



保育士も完璧ではないので、ミスをしてしまう時があります。


そういった時は、自分の過ちに気づいた時点で、その子に謝ることも大切です。

「さっき、こういうことが言いたかったの?気づかなくてごめんね」



保育士が素直に子どもに謝ることで、きっとその子も理解してくれるはずです。


また、トラブルなどはどのような状況で起こっているかを、できるだけ見ておくことが必要です。


しっかり見ておくことで、子どもと保育士の食い違いをなくすことができます。


叱られて嫌だった子


保育士は時には、子どもに叱らなければいけない状況が出てきます。


叱られたことで、「先生嫌い」という子も多いです。


そんな時は、「なぜ先生は、あなたを叱ったのか」を子どもに伝えることが大切です。


そして、決してあなたのことが嫌いだから言っているわけではないこと、大切だと思っているから伝えている、と子どもに話すことで、きっと保育士の思いが伝わるはずです。


自分を見てほしい子


これは、精神的に不安定な子に多いかもしれません(必ずというわけではありません)。


「先生嫌い」と保育士が嫌がるようなことを言って、自分を見てもらおうとしているんです。

りさ
りさ

このタイプの子に出合うと、胸が苦しくなります。「一緒に遊ぼう」と言えずに、「先生嫌い」としか表現できない姿は、何とも言えません。



こういった子には、

「先生嫌いって言わなくても一緒に遊ぶよ。一緒に遊びたいときは、一緒に遊ぼって言ってほしいな」



など、気持ちの表現の仕方を繰り返し伝えていました。


また、「一緒に遊びたい」という思いが人一倍強いので、日ごろから一緒に遊ぶことを心がけます。


一緒に遊んでいないときも、見ていることを言葉で伝えたり、目線を送ったりしてもいいかもしれません。

目線を送るだけでも安心することも多いんです。



苦しいから助けを求めている子


こういう子は、自分を見てほしいという子と似ていることが多いです。


怒り、悩みなどネガティブな感情を自分の中で解決することができず、そういった感情が「先生嫌い」という言葉で表れることがあります。

りさ
りさ

お友達に「今は遊べない」と言われた次の瞬間に私と目が合って、大声で「りさ先生なんて嫌いだーー」と言われたこともありました。



こういう子は、自分のネガティブな感情に向き合うことが難しい場合があります。


その子の様子や年齢などによっても関わり方は変わってくると思いますが、気持ちを受け止めながら、子ども自身が自分の気持ちに向き合えるような関わり方をするのもいいかもしれません。

「お友達と一緒に遊べなかったから嫌だったんだね」

「車で遊びたかったのに、使えなったから怒っているんだね」



子どもが心の奥底で感じている本心を言葉にしてあげることで、子どもは自分の気持ちに向き合うことができます。

ただし、向き合いたくない気持ちに向き合うことは、その子自身も保育士も大変です。

時間はかかりますが、少しずつでも自分で気持ちに向き合うことができるようになってほしいと思いながら、関わり続けることが大切ではないでしょうか。



感情の行き場がなくなった結果、「先生嫌い」という言葉でしか、気持ちを表現できなくなったんだなと、子どもの気持ちを想像して関わることが大切だと個人的に考えています。


自分の素直な気持ちを伝える


時には、あなたの素直な気持ちを伝えてもいいかもしれません。

「先生は、○○くんに嫌いって言われて悲しかったな」



と子どもに伝えることで、「嫌い」という言葉は人を傷つけてしまうこと、違う表現で伝えたほうがいいことなどに気づいてくれるかもしれません。


本当に先生を嫌いだとは思っていない


子どもが「先生嫌い」と言ってしまうことはあるかもしれませんが、本当に先生を嫌いだと思っている子は、いないはずです。


本当に嫌いな人には言えない


「嫌い」という言葉は、本当に嫌いな人には言えません。


子どもは思っている以上に、大人に気を遣っています。


そんな子どもが本当に嫌いな人には、「嫌いだー」なんて言いません。


全く知らない人の前でも「嫌いだ」なんて言いませんよね。

「嫌いだ」という言葉をぶつけられる人は、子どもにとって信頼している人なのかもしれません。



その時の一瞬の感情の高まり


子どもの語彙力は、まだまだ成長の途中です。


その中で、感情が高ぶったときに、本心を表す言葉が出てこないことで、「嫌い」と言ってしまうこともあります。

また、先ほど紹介したように、自分の本心を隠すために「嫌い」ということもあります。



感所が高ぶった子どもにとって、「嫌い」には、たくさんの意味があるのかもしれません。

りさ
りさ

「先生嫌い」って言っちゃうぼく(わたし)も受け止めてくれる?という思いもあるのかな、と思いながら私は、子どもと関わっていました。



子どもはそこまで気にしてないかも


「先生嫌い」と言われると、保育士はだいぶ凹んでしまうかもしれませんが、子どもは思っている以上に気にしていない時もあります。


一瞬の感情の高ぶりで口から出てしまった言葉は、覚えていないこともあります。

りさ
りさ

私も子どもに聞いてみたことがありますが、「嫌い」と言ったことを覚えてないと言ってました。



覚えていないくらい、感情が高ぶっていて、自分の気持ちがわからなくなっていたのかもしれません。


保育士に「先生嫌い」と言うのは子どものSOSかも


ここまで、「先生嫌い」と子どもに言われたらどうすればいいかについて紹介してきました。


簡単に、ここまで紹介してきたことをおさらいします。

・言葉の裏側を考える

・嫌いと言うタイミングはいつ?

・嫌いと言っている時の子どもの様子は



上記を意識してみると、子どもが本当に伝えようとしていることが見えてくるかもしれません。


あなたが、子どもに真摯に向き合っているならば、子どもが本心で「嫌い」ということはないはずです。


「先生嫌い」があなたに向けられた、子どものSOSだと思って関わると新たな見方ができるかもしれません。


保育に正解はありません


ここまで、いろいろお話をしてきましたが、ここに書いてきたことが正解だとは思っていません。

りさ
りさ

間違っていることもあるかもしれません。



保育士として大切なことは、目の前の子どもをよく見て、何をしてあげられるかを考えることだと思っています。


ここに書いたことが、あなたの保育のヒントになれば嬉しいです。


ということで、今回は終わりにします。


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