子どもの喧嘩に保育士はどう対応すればいい?見守る以外にできること

保育学生
 

保育士やっているんだけど、子ども同士の喧嘩をどう対応したらいいかわからない。

ともだち
 

子ども同士の喧嘩って見守るだけでいいのかな?



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


保育士をしていると、毎日子ども同士の喧嘩の場面に出会いますよね。

りさ
りさ

喧嘩がない1日なんてないですよね。



今回は、「子ども同士の喧嘩に保育士はどう対応すればいいか」について紹介していきます。


私が実際に出会ったエピソードも紹介していきますよ。


子どもの喧嘩に保育士はどう対応すればいい?


保育士をしていると、子どもの喧嘩って毎日出会いますよね。


乳児クラスでも幼児クラスでも、どんなクラスでも喧嘩はあります。

・物の取り合い

・遊びの方向性の違い

・勝負ごとに負けて喧嘩

・ルールを守らなかった
 (注意から喧嘩に)

・遊びに入れてもらえなかった



上記以外にも喧嘩の原因は色々あります。


子どもの喧嘩を悪いことだと思っていない?


子どもの喧嘩の対応を紹介する前に、1つお聞きしたいことがあります。

子どもの喧嘩を悪いことだと思っていませんか?



子どもの喧嘩は、決して悪いことではないと個人的に考えています。

悪いことだと思っていると、子どもの前でもそういった態度が出てしまいます。



子どもの喧嘩は、子どもにとって、成長のチャンスです。

・社会性を伸ばす

・他者の気持ちに気づく

・コミュニケーションの力を伸ばす



上記以外にも喧嘩を通して、子どもたちはたくさんのことを学んでいます。

りさ
りさ

子どもの成長をダイレクトに実感できるので、喧嘩の対応が結構好きでした。



喧嘩の様子を見ていると、大人以上にいい議論をしていることも多いです。


子ども時代の喧嘩の経験が、将来に繋がっていくと思うと、見方が変わる気がしませんか?

・自分の意見を言えない大人

・対面で話し合うことができない大人



こんな大人にはなってほしいとは思わないので、子どもの喧嘩は大切にしています。



子どもの喧嘩の対応の基本は、これです。

・状況を把握する

・子どもの喧嘩は手が出ないなら見守る



まずは、上記について、紹介していきます。


状況を把握する


よく保育士向けの本には、「喧嘩が始まったら状況を把握する」と書いてありますが、個人的には喧嘩が始まってから状況を把握するのでは遅いと考えています。


クラスの子がそれぞれどんな状況、流れややり取りで遊んでいるのかを見ておく必要があります。

りさ
りさ

いつもできるわけではないんだけどね…。やろうとする努力が大事。



普段から、どんな遊びをしているかを見ておくことで、喧嘩が始まった時も喧嘩の理由をすぐに理解することができます。


子どもの喧嘩は手が出ないなら見守る


子どもの喧嘩について、教科書や保育士向けの本には、「喧嘩は手が出ないなら見守る」と書いてありますよね。


もちろん、この意識は大事です。

叩いたり、取っ組み合いになったら怪我の危険性もアップしますからね。



喧嘩に対して保育士の対応の基本は、「見守る」でいいですが、「見守る」以外にも保育士にできることはたくさんあります。


子どもの喧嘩での保育士が見守る以外にできること


保育士が、子どもの喧嘩で「見守る」以外にできることは、たくさんあります。


ここでの保育士の対応次第で、子どもの成長に大きな差が出てきます。

・お互いの気持ちを伝える

・相手の気持ちに気づけるように関わる

・どうやったら解決できるか考える

・代替案を提案する



上記のようなことができます。

あくまでも、正解ではありません。あなたの保育のヒントにしてください。



お互いの気持ちを伝える


喧嘩の様子を見ていると、どう考えてもお互いに自分の主張を伝え合うだけで、会話が何も発展しないという場面があります。

同じブロックを2人で取り合ってる。

「○○の!!」

「△△の!!」

この会話がずっと続いている。



こんな時は、それぞれの思いを聞きながら、双方に伝える役割を保育士がしてもいいです。


子どもの言葉だけでは伝えきれない思いがたくさんあります。


その言葉にできなかった思いを、保育士が補足しながら伝えられるといいですよね。

「○○ちゃんは、ブロックを使いたいの?」

「△△ちゃんも、このブロックを使いたかったの?」

「2人とも、このブロックを使いたかったんだね」



上記のように、保育士が入ることで、興奮していた子どもも落ち着いて話を聞くことができます。


相手の気持ちに気づけるように関わる


喧嘩の時は、相手の気持ちに気づくことができるように関わることも大事です。


子どもの言葉には、その子の気持ちが表れないこともあります。


子どもに気持ちを聞きながら、代弁してあげるのもいいかもしれません。

◎遊びに入れてもらえなかった場面

「○○くんは、△△ちゃんと一緒に遊びたかったんだけど、ダメって言われて悲しかったんだって」



このように「○○くん」の悲しかった気持ちを伝えることで、「△△ちゃん」は「○○くん」の気持ちに気づいて、何か感じるかもしれません。


また、「△△ちゃん」の気持ちも出てきます。

「△△は、今は一人で遊びたいの」



上記のように、自分の思いを伝えることができるかもしれません。(できなかったときは、保育士が代弁してあげます)


この場面は、「△△ちゃん」が一人で遊びたかったようですが、こうやって自分の思いを言葉にする経験が大事です。


「○○くん」も「△△ちゃん」の話を聞いて、相手にも思いがあることに気づくことができます。


どうやったら解決できるか考える


一緒に遊んでいると、遊びの方向性の違いで喧嘩になることもあります。


こんな時は、どうしたら解決できるかを一緒に考えます。

〇ケーキ屋さんをやりたい子とお家ごっこをやりたい子で揉めている

「○○ちゃんは、ケーキ屋さんをやりたいんだね。でも、△△ちゃんはお家ごっこをやりたいんだね。どうしようか?」



このように、お互いの意見を受け止めた上で、「どうしようか」と子どもに尋ねると、子どもは考え始めます。

りさ
りさ

この時の考える姿ってとっても素敵ですよ。



しばらくすると、

「じゃあ、お家ごっこをして、ケーキ屋さんに行くのは?」



など、子どもなりに解決策を見つけることができるはずです。


この時に大切にしてほしいことは、「一緒に考えること」です。


大人が解決策を考えるのではなく、子どもが考えるのをサポートする役割を保育士がします。


時々、「それでいいの?」と思うような面白い解決方法を見つけることもありますが、それで子ども同士が納得しているならそれでもいいですよね。


代替案を提案する


なかなか子ども同士で解決策を見つけることができない時は、代替案を提示するのもいいかもしれません。

◎同じおもちゃを使いたくて揉めている

「順番で使うのはどう?」

「一緒に使うのはどう?」



上記のように、状況や目の前にいる子に合わせて案を出してみましょう。


案を出すときに大事にしてほしいことは、案は出すけど、最終決定は「子ども」がすることです。


「順番で使うのはどう?」と提案して、双方がOKを出したら、「じゃあ、順番は2人で決めてね」と子どもに決めてもらいます。


また、「一緒に使うのはどう?」と提案をして、子どもに「いや」と言われたら、別の解決方法を見つけます。


見守る以外の対応をするときのポイント


ここまで紹介した「見守る」以外の対応をするときのポイントをまとめます。

・子ども同士で解決が難しい時

・一方的な時

・手が出そうな時

・片方が話を聞いていない時



上記のようなタイミングで、保育士が入っていくといいかもしれません。


しかし、それぞれの喧嘩の状況は毎回違うので、それぞれの遊びや喧嘩の様子を見て、あなたが、必要だと思うタイミングで関われるといいですよね。


子どもの喧嘩から保育士が成長を感じた瞬間


子どもの喧嘩は、成長の機会になるとお伝えしましたが、私自信が保育士をしていて、子どもの成長を感じたエピソードを紹介していきます。

・2歳児クラス

・3人で積み木を使って構造物を作っている



上記のような場面の出来事です。


仲良く3人で遊んでいると、AとBが遊びの方向性で揉め始めました。

A「Aはこうやりたい!」

B「いやだ!こっちがいい!」



こんな会話がずっと続くので、私はちょっと会話の中に入ることにしました。

私「Aくんは、こうやりたいんだね。Bちゃんは、これじゃなくてこうしたいんだね」
 「これじゃ一緒に作れないね。どうしたらいいかな」



こんな感じで、3人に向かって話始めました。


しばらく、考える3人。すると、Cがこんなことを言ってくれました。

C「じゃあ、これをこうやって、こうしたらいいんじゃない?」
(AとBの意見を取り入れつつ、新しい意見を出す)

私「AくんとBちゃんはどう思う?」

AとB「あ!いいね!」



CがAとBの思いを受け止めた新しい案を出してくれたことで、AとBも納得して再び、お互いに話しをしながら積み木で遊び始めました。

りさ
りさ

これ、2歳児クラスの出来事です。2歳でもできるんです。



Cが新しい案を考えてくれたことに感動しましたし、それに納得できるAとBにも感動でした。


2歳児は、まだ言葉が成長途中で未熟ですが、保育士がうまく仲介すれば、子ども同士でトラブルを解決することはできます。


こういう姿を見ることができるのが、保育士をやっていて楽しいことですよね。


子どもの喧嘩の時に心がけてきたこと


私が保育士をやっていた時に、子どもの喧嘩の対応で心がけてきたことは、

保育士は答えは出さない



これを徹底的に意識していました。


もちろん、一方的に非がある場合は、子どもに伝えていましたが、答えがない喧嘩に関しては、保育士はあくまでも中立の立場にいました。


どんなトラブルも、私はお互いの意見や気持ちを伝え、どうしたらいいかを子どもに問い続けました。

りさ
りさ

子どもが解決案を見つけるまで、じっくり関わり続けてました。



遊んでいるのはあくまでも子ども


遊び中に喧嘩になることは多いですが、その遊びをしているのはあくまでも子どもです。

りさ
りさ

保育士(私)が遊んでいるわけではないんですよね。



もちろん、喧嘩を仲介していると、「こうしたらいいんじゃないかな?」と思うことはありますが、それは言いません。


代替案を出した時に、子どもが納得できないときは、違う方法をひたすら見つけていき、最終的に納得できるように関わていました。


子どものケンカは保育士にとってチャンス


ここまで、子ども同士の喧嘩で保育士はどのように対応していくかについて紹介してきました。


子ども同士の喧嘩に対する保育士の対応を簡単におさらいします。

・状況を把握

・手が出ないなら見守る

▼見守る以外にもできることがある!

・お互いの気持ちを伝える

・相手の気持ちに気づけるように関わる

・どうやったら解決できるかを考える

・代替案を提案する



上記をその場に合わせながら、やってみると、子どもが大きく成長するチャンスになるかもしれません。


子どもの喧嘩は、保育士にとって、子どもの成長に繋げるチャンスになります。

見守るだけでは、成長ができないこともあるかもしれません。



子どもの喧嘩を見守り必要な場面で関わる


もちろん、見守ることがいけないというわけではなく、見守っていることで、子ども同士が話し合って、解決できることもあります。


しかし、そういった場面だけではないので、必要な場面で保育士が適切に関わることが大切だというのが個人的な考えです。


必要な場面での関わりを繰り返すことで、喧嘩をしても手が出ることが少なくなっていくかもしれません。

りさ
りさ

話し合えば、解決できるということを経験しているからね!



子どもにとって、喧嘩は成長のチャンスととらえて、保育士として何ができるかを日々考えてみると、さらに保育が楽しくなりますよ。


ということで、今回は終わりにします。


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