食事とコミュニケーションの深い関係とは? 子どもに必要な時間です

保育学生
 

食事とコミュニケーションって関係があるって聞いたけどどんな関係がある?

ともだち
 

子どもにとって、食事中のコミュニケーションって大事だよね?



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


ここ数年、子どものコミュニケーション能力の低下が問題だと言われています。


食事は、そんなコミュニケーションする場として、生活の中でも大事な場になるんですが、意外と軽視されがちです。


今回は、「食事とコミュニケーションの関係」について紹介していきます。


食事とコミュニケーションの深い関係とは?


冒頭でもお伝えしたように、食事とコミュニケーションには、深い関係性があります。


食事を通したコミュニケーションは、言葉が発達する前から行われています。


食事の場面では、コミュニケーションはもちろん、様々な発達に影響があるんです。

・口腔機能の発達

・認知発達

・言語発達

・コミュニケーション能力

・社会性

・全身運動



上記のように、子どもにとって食事の場面は、大きな意味があります。


「言語」「認知」「社会性」「運動発達」これらは、コミュニケーションの発達にも繋がってきます。


このように、食事とコミュニケーションには、深い関係があるんです。


コミュニケーションの要素


ところで、コミュニケーションとは、どんな要素によって成り立っているのでしょうか?


コミュニケーションは、「伝える」「受け取る」この2つのやり取りによって、成り立っています。


「伝える」「受け取る」は、聞く、話す、読む、ジェスチャー、表情、声色、言語、様々な方法で行われます。

食事,コミュニケーション,関係,子ども,親子,育児



食事の中でコミュニケーションをする機会が減っている


食事の中でのコミュニケーションは、人間にとって大切な時間ですが、食事の中でのコミュニケーションが減ってきているのが、日本の現実です。

引用:内閣府「食育の現状と意識に関する調査」平成23年3月
(対象は全国20歳以上。回答総数1708人、内、男性765人、女性943人)
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics1_02.html



これには、危機感を感じます。


特に、赤ちゃんや小さい子どもにとって、食事の中のコミュニケーションが減ることは、大きな問題に繋がる可能性があります。


食事は子どもにとって最高のコミュニケーションの場


食事は、子どもにとって信頼できる大人とのコミュニケーションが、とりやすい時間です。


食事の時間をコミュニケーションという側面から、考えてみましょう。


赤ちゃんとママの食事のコミュニケーション


食事場面でのコミュニケーションが始まるのは、赤ちゃんの時からです。


ミルク(おっぱい)を飲む様子を見ながら、ママが赤ちゃんに話しかけることで、コミュニケーションに繋がっています。

食事,コミュニケーション,関係,子ども,親子,育児



上記のように、ママと赤ちゃんは、お互いにやり取りをしながらコミュニケーションを取っています。


離乳食期の子とママの食事のコミュニケーション


離乳食期になると、子どもとママのコミュニケーションの幅は、さらに広がってきます。

ママ:「(スプーンを口元に運びながら)食べる?」

・子ども:(口を閉じて)食べることを拒否

・子ども:(ほほ笑んで口を開けて)食べる



上記のように、子どもは色々な表情(意思)を見せてくれるようになってきます。


子どもの反応が変わるということは、ママの対応の種類も増えていきますよね。


「食べない」という意思を見せられると、ママは困ってしまいますが、コミュニケーションに目を向けると、子どもとのやり取りの幅が広がっていると考えることができるんです。

食事,コミュニケーション,関係,子ども,親子,育児



また、上記のようにママやパパが関わることによって、食べ物の名称を覚えたり、感覚と言葉が結びついたりします。


このような関わりが、子どもの言葉の数を増やすことに繋がり、コミュニケーションを豊かにしていきます。


さらに、指差しが始まると、コミュニケーションの幅が広がっていきますよ。

・子:バナナを指さす

・母:「バナナが食べたいの?どうぞ」



上記のように、やり取りが多くなってきます。


0~1歳の時の食事の場面は、コミュニケーションで溢れていることを感じることができますね。

▼子どもの口腔機能の発達が気になる方はこちら。



食事は3項関係が常に生じている


食事場面は、なぜコミュニケーションが発生しやすいのか、というと「3項関係」が常に生じているからです。


3項関係とは、下記の参考にしてください。

食事,コミュニケーション,関係,子ども,親子,育児



大人と子どもが同じものに注目している状態は、3項関係が生じているという状態になります。


食事は、「食べ物」を介したやり取りが多いので、自然と3項関係が生じやすくなります。


子どもと一緒に遊ぶことが苦手なママやパパも、食事を通したコミュニケーションだったら、負担を感じることなく一緒にやり取りできますよね。


子どもにとっても、親にとっても食事場面は、コミュニケーションがとりやすいので、大切にしていきたい時間です。



食事とコミュニケーションの関係をさらに深めるために


食事の中で、子どもとのコミュニケーションを増やすためには、何か特別なことをしたほうがいいのかな?というと、そういうわけではありません。


ちょっとした心がけがあれば、OKです。


ママ(養育者)は子どもの食事に注目する


子どもと一緒に食事をする大人は、「子ども」と「子どもの食事」に注目しましょう。

スマホ触りながら、テレビ見ながらは、NGですよ。



子どもは、大人の視線や行動にとっても敏感です。


大人が、自分(子ども)に注目しているのか、していないのかしっかり感じ取っています。


子どものことや食べ物を見ていないのに、「ごはん、たべようね」と伝えても、子どもは食べる気持ちにはなりません。


食事の時は、子どもに集中することができる環境で、行っていきましょう。


充実した言葉がけの意識


食事の中で、子どものコミュニケーション能力を伸ばしていきたいと思っているなら、自分が話す言葉にも注目してみましょう。


りんごを食べている場面を想像してみてください。

・りんごだね

・りんごおいしいね

・りんごあまくておいしいね



上記を見て、どれがいいと思いますか?子どもの感じ方はどう違うと思いますか?


単純に「りんごだね」と伝えるよりも、「りんごあまくておいしいね」と伝えたほうが、子どもはたくさんの言葉に触れることができます。


大人の話す言葉は、子どもの言語発達に大きく影響を与えます。

▼「3000万語の格差」の中で詳しく紹介されています。



大人が話した言葉の数によって、3歳までに3000万語もの格差ができてしまうという内容になってます。


頭がいい子、自己肯定感が高い子に育てたいなら、一読することをおすすめします。


テーブルを囲んで食事する


食事の中でのコミュニケーションを大切にしたいなら、やっぱりテーブルを家族で囲んで食べることは、大切です。


食事の場面は、「食べる」こと以上に、「コミュニケーション」のほうが重要だという専門家の方もいるくらいです。


食事は、何を食べるかよりも「誰と食べるか」が、結局重要になってきます。

好きな人と食べる食事は、楽しいし、さらにおいしく感じますよね。



楽しければ、さらにコミュニケーションが豊かになっていきます。


テーブルを家族で囲んで食事をすることで、

・言葉のやり取り

・食べさせる⇔食べる

・モノを取ってもらう⇔モノを取る



上記のように、たくさんのやり取りが生まれます。


繰り返しになりますが、やり取りが増えれば、コミュニケーションの幅も広がっていきます。


食事中のコミュニケーションを大切にしませんか?


ここまで、食事とコミュニケーションの関係を「子どもの発達」に焦点を当てて紹介してきました。


食事は、「食べる」ことに目がいきがちですが、コミュニケーションにも目を向けることが大切です。

・子どもに注目する

・充実した言葉がけ

・家族でテーブルを囲む



ちょっとした意識で、食事のコミュニケーションは豊かになります。

コミュニケーションが豊かになることは、子どもの言葉の数が増え、将来の学力にも影響してきます。



お金のかからない「早期教育」だと思えば、さらに大切にしたいと思う方もいるかもしれません。


一人で食事をしている子どもがいる


毎日、家族で食事をしている方には、信じられないかもしれませんが、中には、小学校に入る前の子どもの中にも、一人で食事をしている子がいます。


ママがすることは、カップラーメンを作るだけで、子どもは一人でカップラーメンを食べ、ママはスマホを使っている、こんなことが現実であるんです。


これでは、子どものコミュニケーションはもちろん、愛着の面でも問題が出てきてしまうことは、言わなくても想像できると思います。


この記事を読んだ方には、ぜひ子どもとの食事の時間を大切にしてもらえれば嬉しいです。


ということで、今回は終わりにします。

▼子育てに役に立つ記事はこれがおすすめ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました