自由保育は難しい!?自由保育の園で働く私が感じていること

自由保育って一斉(設定)保育より
簡単じゃないの?

自由保育をやってみて
初めて難しさに気づいた



という方いませんか?


フリーランス保育士のりさです。


保育園保育士をしていた時は、「自由保育」の保育園で働いていました。

りさ
りさ

自由保育という言葉には
若干に違和感はあるということは
今回はおいておきましょう!



自由保育って、子どもたちが自由に遊んでいるだけなので、保育士の苦労は少ないんじゃない?と思う人もいるかもしれません。


しかし、そんなことはない!


今回は、自由保育の保育園で働いていた私が感じる「自由保育の難しさ」を紹介していきます。


自由保育は難しい


「自由保育は、簡単か?難しいか?」と聞かれたら、私は「難しい!」と即答します。


保育士にとっては難しい自由保育ですが、子どもにとっては、それぞれの力を発揮し、生きていくために必要な経験をたくさんしている様子を見れます。

りさ
りさ

だから、私は自由保育が好き



本当に子ども一人ひとりって違うんだなと感じることはもちろん、子どもは子ども同士の関係の中で、育っているんだなと実感できます。

りさ
りさ

でも、難しい!



数十人の子どもが自由に活動している


もし、あなたが自由保育を経験したことがない場合、ちょっと想像してみてください。

・15人の1歳児が自由に動き回っている

・30人の3歳児が自由に活動している



ちょっと想像するだけで、「大変そう…」と感じるのではないでしょうか?


子どもにとって、「自由に保育園で過ごすこと」は、とても大切なことです。


しかし、自由に活動する子ども集団を見ることは、保育士にとって簡単なことではありません。

りさ
りさ

だから保育士って
誰でもできる職業じゃない!
と思うんですけどね。



自由保育は放置ではない


よく勘違いされやすいのは、「自由保育は子どもを自由に遊ばせているだけ」ということです。


もちろん、子どもは自由に自分がやりたい遊びを満足のいくまで楽しんでいます。


しかし、保育士にとって子どもが自由に遊ぶ状況は、「放置」ではありません。

りさ
りさ

放置どころが常に頭をフル回転
させながら見ています。

・大きな怪我がないように見る

・どんな遊びを展開している?

・これからどんな玩具、道具があったらいい?

・子どもたちは何をしようとしている?



とにかく、色々なことを考えながら遊びを見ています。

りさ
りさ

次は、具体的に感じた難しさを
紹介していきます。



自由保育は難しい「環境づくり」


子どもたちが、自由に遊ぶためには、「環境づくり」が最も大切だと言われています。


環境が整っていれば、子どもたちは想像豊かに遊びを発展させられます。


逆に、何も考えられていない環境では、子どもたちは遊べません。(自由に遊ぶって、子どもにとって結構難しいんです)


棚1つの置き方まで気を配る


自由保育をやっていて、環境づくりのことをしっかり考えている保育士は、「1つの棚の置き方」からしっかり考えます。

りさ
りさ

これがとっても難しい


10㎝棚の位置がズレるだけで、子どもたちの動きは良くも悪くも変わります。


また、棚の向きや棚の中にどのように玩具を置くのかでも、子どもたちの遊び方は変わってきます。


子どもたちにとって、「遊びたい」「使いやすい」と思える環境づくりは、簡単ではありません。


常に子どもが使えるように


自由保育での遊びでは、「何で遊ぶか」を決めるのは、子ども自身です。


ということは、どの玩具も子どもの手の届く場所に置いておく必要があります。


保育士が押し入れから玩具を出して、「これで遊んでね」ではありません。

りさ
りさ

子どもの手の届く場所に
玩具を置くって
簡単なようで意外と難しい



発達に合う玩具選び


子どもが自由に玩具を取って、遊ぶためには、「発達に合う玩具」を置く必要があります。


ネットを調べると、「1歳向けの玩具」「2歳向けの玩具」と情報が出てきますが、同じ1歳でも1歳1か月の子と、1歳11か月の子の発達は大きく違います。


クラスの子どもたちの発達をしっかり把握して、玩具を選ぶことは、結構難しいです。


自由保育は難しい「大人の振る舞い方」


自由保育の難しいなと思う次のポイントは、「大人(保育士)の振る舞い方」です。

りさ
りさ

これは毎日
「どうしよう…」と
悩んでいるかもしれません。



自由保育は、保育士の振る舞いで、子どもたちの姿が大きく変わってきます。


保育士は出しゃばらない


自由保育で大切なことは、「生活の主体は子どもであり、保育士は出しゃばらない」ということです。

でも、大人は出しゃばってしまう



私たち保育士が思っている以上に、子どもは、自分たちの生活を自分たちで行うことができます。

りさ
りさ

なのに保育士は、
「やってあげなきゃ」と
思ってしまうんですよね



遊びだって、保育士が入らなくても、子どもたちだけで遊びを展開し、遊びの中で多くの経験をしています。


ただし、全く関わらないというわけではなく、必要な場面で関わることが求められます。


「必要な場面で関わる」と言葉で書くことは、簡単ですが、本当に難しい!


保育士の一言が遊びを変える


保育士が話す「言葉」も難しく、かなり悩みます。


保育士は、子どもたちの遊びを見守ったり、時には遊びを広げるような言葉をかけたりします。

「遊びを広げるような言葉掛け」って簡単ではありません。



遊びのイメージ・方向性は、あくまでも「子ども」が決めることなので、保育士が勝手に決めてはいけません。


また、保育士が子どもに話しかけるタイミングによっては、子どもの遊びを中断してしまうこともあるので、本当に難しいですね。


子ども同士のトラブルが絶えない


自由保育は、一斉保育より子ども同士のトラブルが多いかもしれません。

りさ
りさ

私はこのトラブルが
子どもの成長にとって
大切な経験になるなと感じています



子ども同士のトラブルが起きた時、保育士がどのように関わるか・どう振る舞うか、これが、子どもの成長に大きく影響していきます。

・いつ介入するのか

・どこまで仲介するのか

・大人がトラブルの解決をしていないか



子ども同士のトラブルを保育士が仲介しようとすると、つい大人が主導権を握って、解決策を決めてしまいます。

りさ
りさ

子ども同士が解決できるように
関われているのか…
いつも考えてしまいます



トラブルが起きた時の保育士の振る舞いは、簡単ではないですが、子どもにとって成長のチャンスなので、大切にしていきたいですね。


保育士の遊びを見る力で差が出る


自由保育の主な活動は、「子どもの主体的な遊び」です。


保育士は、ぶっちゃけ子どもの安全を守るだけでも、自由保育は成り立っているように見えます。

でも、それでは子どもは成長できない!



自由保育こそ、保育士の遊びを見る力が重要になってきます。

・何をしようとしているのか

・どんなコミュニケーションをしているか

・遊びを集中できる環境であるか

・遊びのイメージの広がりはどう?



クラスの遊びを保育士がしっかり見ることで、保育士の環境づくりや玩具の選択にも繋がっていきます。

▼保育士の遊びを見る時のポイントは?



今まで、色々な保育士さんのクラスを見てきましたが、「保育士がしっかり遊びを見ているか」は、子どもの雰囲気から感じられます。


自由保育は難しい「担任間の連携」


「担任間の連携」は、自由保育を難しいと感じる理由の1つです。


大人が連携が必須


自由保育で子どもたちが「やりたい遊び」を満足いくまで遊ぶためには、「大人の連携」が必須になります。


室内遊びから園庭遊びに移行する時、「園庭で遊びたい!」という気持ちが強い子は、すぐに片付けて園庭に行く準備をします。


しかし、「室内で今やっている遊びがまだ終わっていない!」という子は、園庭に行くまでに時間がかかります。

・A保育士:園庭に行く子を見る

・B保育士:室内で遊んでいる子を見る



文字で書くと、簡単に連携できるように感じますが、大人が別々の動きをすることは、想像より難しいです。


担任全員が同じ考えを持っている


自由保育では、担任全員が同じ考えを持っている必要があります。

りさ
りさ

全員が同じ考えを持っている
ってかなり大変!!



「自由な遊び」が生活の中心にあるからこそ、保育士それぞれの考えで、子どもに関わってしまいがちです。


そうなると、A先生はOKしているのに、B先生はダメって言った、という状況が起こってしまい、子どもたちは混乱してしまいます。


クラスとしてどんなクラスにしたいのか」をこまめに話し合いながら、できるだけ同じ考え方を持つことが大切です。


自由保育は難しい「保護者に理解されにくい」


「保護者に理解されにくい」ということも、自由保育が難しいと感じる理由です。


自由保育の保育園で働いて感じたことですが、保育士にすら理解してもらえない…。


保育士も理解できないなら、保護者はもっと理解できないだろうなと考えてます。


説明が難しい


自由保育の良さって、本当にたくさんあるのですが、保護者向けに説明しようとすると、かなり難しいなと感じました。


2歳児担任をした時のクラスだよりを作るとき、主任からこんなことを言われました。

保護者って、お友だちと遊ぶこと

だけがいいと思ってる人が多い。
だけど、「一人遊び」が

大切だってことを書いてほしい

さあ、あなたなら、保護者向けにどう説明しますか?



保育士になら、「一人遊び」「並行遊び」「連合遊び」という言葉を使って説明できますが、保護者には専門用語を使っても、伝わりません。


他にも、お友だち同士のトラブルのこと、自由に遊ぶ中での子どもたちの経験など、説明しようと思えば説明できますが、簡単には説明できないのが、自由保育だなと感じました。


保護者が成果を求める


また、保護者は保育園の生活を毎日見ているわけではありません。


その分、「見える成果」があると、「保育園生活を楽しんでいる」「保育園で楽しんでいる」と感じやすいです。


しかし、自由保育の場合、「目に見える成果」は、一斉保育に比べて少ないかもしれません。

りさ
りさ

逆に見えない部分は
大きく成長しています

・コミュニケーション力

・自己抑制力

・自己肯定感



などなど、生きていくために大切なことは、どんどん成長しているにも関わらず、保護者には、なかなか伝わらないことが難しい点です。


自由保育は難しいけど楽しすぎる


ここまで、実際に自由保育の保育園で働いていた私が感じていた「自由保育の難しさ」を紹介してきました。



自由保育は、間違いなく難しいです。


しかし、その分、子どもの成長にたくさん出会えるので、保育士として子どもたちと関わっていて本当に楽しいです。

自由保育って毎日遊んでいるだけで
何も変わらないじゃん!

りさ
りさ

そんなことない!
逆に1日として同じ1日がないです!



子どもが主体的に遊び、生活すればするほど、違う毎日を過ごせます。


自由保育の遊びを考えたい方


自由保育の主な活動は、「子どもの遊び」です。


子どもの遊びをもっと学びたい方は、この本がおすすめです。



幼児の遊びについて、かなり詳しく書かれています。


私が「自由保育」の保育園で働きたい!と強く思ったきっかけになった1冊です。


気になるあなたは、ぜひ読んでみてくださいね。


▼保育士さん向けのおすすめ記事はこちら!

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