子どもの歩行の発達をわかりやすく紹介.各月齢ごとの特徴

子どもの歩行って
どうやって発達していくの?

もっと子どもの
「歩く」ことに関する
発達を勉強したい



という方いませんか?


フリーランス保育士のりさです。


「歩く」って子どもたちは、どのように習得しているか知っていますか?


実はよくわからない…という保育士さんも意外と多いのではないでしょうか?


今回は、「子どもの歩行の発達」について紹介していきます。


子どもの歩行の発達をわかりやすく紹介



歩行に限らず、子どもの発達を勉強すると、必ず難しい言葉が並んでいて、本を読んでもよく理解できないこと多くないですか?

りさ
りさ

私はそうなんですが…



ということで、この記事では、できるだけ難しい言葉は使わず、誰でも理解できるようにまとめていきます。


あくまでも参考


子どもの発達はあくまでも参考です。


早く歩ける子もいれば、ゆっくり時間をかけて歩けるようになる子もいます。


大切なことは、「必要な経験をしながら発達しているか」ということです。


子ども遊びを見る時の参考になる


発達を保育士がしっかり勉強していることは、遊びを見るときの参考になります。


「歩行する(歩く)」にも、それぞれの発達段階があります。


それぞれの段階を知っていれば、「○○ちゃんは、今この発達段階なんだな。だからこういう遊びをしているのかな」と子どもを見ることができます。

一見遊びに見えないことも、発達を知っていれば大切な遊びとしてとらえることができます。



それでは、さっそく各年齢(月齢)に沿って、歩行の発達を見ていきましょう。


子どもの歩行の発達「0歳~6か月」



まだ、歩いていない時期から、歩行に必要な運動機能は、どんどん発達していきます。


首がすわる(3か月)


3か月頃になると、首がすわりはじめます。


首がすわることは、歩行にとっても大切です。

私たちが、歩くときはしっかり首がすわっていますよね!



腹ばいになる(6か月)


次第に、子どもは腹ばい姿勢がとれるようになります。


生後6か月ごろの腹ばい姿勢は、「ひじ」で上半身を支える姿勢です。


少しずつ、自分で自分の体を支えられるようになってきています。


寝返りをする(6か月)


同じころ、寝返りも少しずつできるようになっていきます。


まだ、支えを必要とすることも多い時期ですが、仰向けからうつ伏せ、うつ伏せから仰向けと少しずつ自分の体の向きを変えられるようになってきます。


子どもの歩行の発達「6~8か月」


6か月を過ぎると、さらに自分の体を自分で支えるようになってきます。


歩行ができるようになるためには、「自分の体を支える」経験がとても大切です。


腹ばいになる


6か月ころにできるようになった腹ばいの姿勢ですが、「手の平」で上半身を支えられるようになります。


手の平で上半身を支えるということは、指先にも少しずつ力を入れられるようになってきた、ということです。


座れるようになる


座ることもできるようになってきます。


「座る」にも段階があります。

・イスに座る
  ↓
・足を前に出して手を床について支えながら座る
  ↓
・両手を床につけずに座る



最初は、お尻だけでは座れないので手などの支えが必要です。


しかし、バランスや筋力が成長してくると、手を使わずに座れるようになってきます。


上記の座り方は、言葉だとイメージしにくいので、ぜひ自分でやってみてください。


グライダーポーズの獲得


「グライダーポーズ」を聞いたことは、あるでしょうか?


うつ伏せの状態で、両手と両足を床から浮かせるポーズ(飛行機のようなポーズ)のことを「グライダーポーズ」といいます。


この時期になると、グライダーポーズがとれるようになります。


グライダーポーズから前に進もうとしますが、まだ上手に前に進むことはできません。


逆に後ろに下がってしまって、泣いてしまうこともあります。


寝返りの成長


寝返りが、左右自由にできるようになってきます。


好きな方向へ寝返りできることによって、四つん這い・座る・つかまり立ちなどにも、大きく影響していきます。


子どもの歩行の発達「8~12か月」


自分の体を自分で支えられるようになると、「はいはい」をして、自由に動き始めます。


はいはいの始まり(8か月)


指先に力を入れて、体を支えられるようになると、はいはいができるようになってきます。


はいはいは、体の重心を移動させながら移動するので、意外と難易度が高い運動です。


何度も何度も練習しながら、重心をコントロールして、はいはいでスムーズに移動していけるようになっていきます。

はいはいを完璧に身につけた赤ちゃんって、本当に移動が速いですよね。



一人で座れる(8か月)


このころになると、座るときの手の支えは必要なくなり、座りながら手を使えるようになってきます。


手が使えるということは、座っているときのバランスが常に動いているということですが、バランスのズレを調節しながら座れるようになっていきます。


バランスが取れる(10か月)


バランス調整する力は、どんどん発達し、座った状態で足をあげても、バランスを取れるようになってきます。


座った状態で足をあげるって、大人でも難しいですが、10か月の赤ちゃんの時点ですでに身につけているんですよね。


つかまり立ちができる(10か月)


はいはいができるようになると、つかまり立ちもできるようになってきます。


つかまり立ちができるということは、足の裏で自分の全体重を受け止められるようになる、ということです。


足裏で、体重を支えられるようになることが、歩行に繋がっていくことは、簡単に想像できますよね。


目と手の協応運動の発達(10か月)


目と手の協応運動もさらに発達してきます。


目と手の協応運動とは、「目で見ながら手を動かす」というように、目の運動と手の運動が同時に行う運動のことを指します。


「はさみで紙を切る」は、わかりやすい目と手の協応運動の1つです。


目と手の協応運動が発達してくると、「目的を手に取ろうとする」という動きがでてきます。


そのため、目的が遠くにあると、自分で移動して取りに行こうとする気持ちが芽生え、歩行(移動)の発達に影響します。


姿勢の転換(10か月)


姿勢の転換もスムーズになってきます。

・仰向け

・座る

・つかまり立ち

・伝え歩き



それぞれの動きをスムーズに行えるようになります。


それぞれの姿勢・動きを変えられるということは、それだけ子ども自身が自分の体をコントロールする力が発達してきたということです。


一瞬の一人立ち(10か月)


つかまり立ちや伝え歩きをする中で、時々「一人立ち」ができるようになってきます。


最初は、一瞬だけですが、少しずつ一人立ちの時間が長くなり、歩行へと繋がっていきます。

りさ
りさ

最初の一人立ちは、
やっぱり嬉しいですよね!



大人が「嬉しさ」を子どもの前で表現することによって、子どもは「もっと立ってみたい!」と思うようになるので、躊躇せず表現していきましょう。


子どもの歩行の発達「1歳前半」


一人立ちを経て、子どもはいよいよ歩き始めます。


歩行の始まり(1歳3か月)


歩行の始まりは、2歩、3歩からです。


一人立ちをしていたら、たまたま足が出たのかな?と思ってしまうほど、一瞬の歩行ですが、大きな成長の瞬間です。


「ママのところまで歩きたい」「大好きな人のところまで行きたい」という気持ちが、子ども歩行の発達を支えています。


歩き方の特徴(1歳3か月)


歩き始めの子どもには、特徴があります。

・足は外側を向いている

・手をあげて歩く

・左右にぶれながら歩く

・直線で歩く



まだまだバランスを上手に取れないので、手をあげてバランスを取りながら歩いています。


0歳児・1歳児担任のあなたは、ぜひ見てみてください!



この時期にしか見られない歩き方なので、意識してみてみるといいですよ。



自分で立ち上がる(1歳6か月)


歩くことに慣れてくると、自分で立ち上がれるようになります。


「動きたい」と思った時に、自分で立ち上がり、目的のところまで歩いていきます。


歩き方の特徴(1歳6か月)


1歳半くらいになると、歩き方の特徴も変わってきます。

・歩いてモノを運ぶようになる

・車を押して動かす

・回り込む

・方向転換ができる



1歳児担任の経験があるあなたは、手に玩具を持って歩く子どもを見たことがあるのではないでしょうか?


これも、重要な発達のポイントなんです。


最初は、両手でバランスを取りながら歩いていたので、モノを持ちながら歩くことはできませんでした。


しかし、歩くのが上手になってくると、モノを持って歩くということが、できるようになってきます。


子どもの歩行の発達「1歳後半以降」


1歳半以降になると、歩行もかなり安定してきて、動きのバリエーションも増えてきます。


足取りがしっかりしてくる(1歳後半)


1歳後半になってくると、かなり歩行時の足取りがしっかりしてきます。


歩く時の「つま先」と「かかと」の着地の交代が、明確にできるようになり、1歩1歩しっかり歩けるようになります。

歩き始めで見られた左右にブレながら歩く姿も見られなくなりますよね。



また、速く歩く・遅く歩くといった、調整もできるようになるのが、この頃です。


斜め姿勢の獲得(1歳後半)


足取りがしっかりしてくると、体を斜めにすることもできるようになってきます。


棚の隙間や草むらの陰など、気になるところを見つけると、立ち止まって斜めの姿勢になり、のぞき込めるようになります。


斜めの姿勢ができるようになることで、子どもの探索活動はさらに活発になっていきますよ。


障害を乗り越える(1歳後半)


1歳後半になると、平面を歩くだけではなく、障害がある歩き方もできるようになります。

・両手にモノを持って歩く

・風に向かって歩く

・縁石の上を歩く



ただ、歩くだけでは物足りなくなった子どもたちは、様々な歩き方にチャレンジするようになってきます。


動きの多様性(1歳後半)


また、歩くだけでなく、他の動きもできるようになってきます。

・モノ、段差をまたぐ

・斜面を移動する

・階段を上る、降りる

・しゃがむ

・ジャンプする



立った姿勢でバランスをとれるようになった子どもは、どんどん別の動きにもチャレンジし、身につけていきます。


子どもたちの遊びを見ながら、どんな動きができるようになったのか、見ていきたいですよね。


さらに動きが多様(2歳)


2歳を過ぎると、さらに多様な動きを身につけていきます。

・飛び降りる

・動くものを押す

・手を床について片足をあげる



この時期の子どもって、片足をあげて「見て!!」と見せてくれること多くないですか?


子どもにとって、片足を上げる姿勢は、新しい姿勢であり、チャレンジしがいのある運動なんです。


色々な動きにチャレンジし、練習しながら子どもたちは、歩行からさらに難しい運動を身につけています。


子どもの歩行の発達がわかると保育が充実する


ここまで、子どもの歩行までの発達を年齢(月齢)に沿って、紹介してきました。


できるだけ難しい言葉は避けて書いてきましたが、少しは理解できたでしょうか?


どの発達を勉強するときにも言えることですが、「歩行の発達」を学ぶことは、保育に間違いなく生きてきます。


子どもの遊びや生活の中の動きを見ながら、目の前の子の「現在の発達」「これから必要な経験」などが、わかってきます。


発達に合う環境を整えられる


子どもの発達を知ることで、保育室の環境も子どもに合う環境を整えられます。


つかまり立ちができるようになった子がいたら、つかまり立ちをしながら移動できる環境を整えられますし、歩けるようになった子がいたら、直線だけでない歩きの経験ができる環境をつくれるようになります。


ぜひ、この記事も参考にしながら、子どもの発達について考えてみてくださいね。


子どもの発達に関する本


この記事を書く上でも参考にした本で、子どもの発達を学べる本はこちら。



歩行の発達だけでなく、言葉・微細運動・排泄・睡眠など子どもの発達を網羅できる本は、これがおすすめです。


気になる方は、ぜひ読んでみてください。


ということで、今回は終わりにします。


▼子どもの発達に関する記事はこちら。

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