乳児の睡眠の発達をイラストで学ぼう!日本の子は寝てない子が多い?

ともだち
 

乳児期の睡眠の発達を学びたいな~

ママ
 

子どもってどれくらいの睡眠時間が大切なのかな?



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


子どもの睡眠って大切ですよね。


ですが、睡眠時間が短い子が増えてきているなと感じることありませんか?


今回は、「乳児の睡眠の発達」について紹介していきます。

◇記事の内容◇

・乳児の睡眠の特徴

・各年齢別の睡眠の発達

・親子で考える子どもの睡眠



今回は、厚生労働省が出している「未就学児の睡眠指針」と下記の本を参考にしながら、紹介していきます。



乳児の睡眠の発達をイラストで学ぼう!


乳児の睡眠が、子どもの成長にとって大切なことは、みなさん知っていますよね。


しかし、「発達」という面から考えたことがある人は少ないのではないでしょうか?


睡眠には3つのパターンがある


私たちの睡眠には、3つのパターンがあります。

・レム睡眠

・浅いノンレム睡眠

・深いノンレム睡眠



この3つです。


レム睡眠は、寝てはいますが、脳が活発に動いている睡眠で、ノンレム睡眠は脳も休息している睡眠です。

・レム睡眠は:記憶を整理することに必要

・ノンレム睡眠:疲労回復に必要



乳児の睡眠は、半分以上がレム睡眠です。


しかし、成長ホルモンは、「深いノンレム睡眠」の時に出るので、睡眠を十分にとることが大切です。

☆ポイント☆

睡眠時間が短いと、
必要な成長ホルモンが
出なくなり、成長に影響する



なぜ、十分な長さの睡眠が乳児期に必要か、わかってきましたね。


乳児の睡眠のサイクル


生まれたばかりの赤ちゃんには、まだ「昼」と「夜」の区別がついていません。


昼夜関係なく、「睡眠」と「覚醒」を繰り返しています。(多層睡眠)


最初は、昼夜の区別がつかなかった子も、成長するにつれて、少しずつ昼夜の区別がつき、睡眠に一定のリズムがでてきます。


では、どのように発達していくのか、実際に見ていきましょう。


乳児の睡眠の発達「0歳」


0歳は、月齢によって睡眠の質が全く変わってきます。


それぞれの月齢の発達を知ることで、子どもに必要な睡眠を大人は援助することができます。


0~2か月の新生児の睡眠の発達


新生児の時は、1日のほとんどを寝て過ごします。


睡眠と覚醒を繰り返しながら、「1日17時間」寝ています。


先ほどもお話したように、「昼」と「夜」の区別はついておらず、1日を通して同じように寝ています。

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また、この時期の睡眠は、一見寝ているように見えても、脳波の半分は寝ていません。

・眼球が動く

・身体がぴくぴくする



このような姿を見ることがあるかもしれません。


また、「生理的微笑」と言って、寝る時(入眠時)に笑っているような表情を見せてくれるのも、新生児の子どもの特徴です。


3か月の子の睡眠の発達


3か月頃になると、睡眠の時間が少し短くなり、「1日14時間」くらいになります。


「3~4時間」程度まとめて寝ることもできるようになり、この頃から昼夜の区別がつくようになってきます。

乳児,睡眠,発達,0歳,1歳,2歳



少しずつ、朝早く起きて活動し、夜中ぐっすり寝ることができるようになってきます。


また、レム睡眠(脳が働いている)が減少し、ノンレム睡眠(成長ホルモンが出る睡眠)から、睡眠が始まるようになってきます。


4~6か月の子の睡眠の発達


4か月くらしになってくると、「寝ている時」と「起きている時」がはっきりしていきます。


朝7時ころ起きて、日中に2~3回寝て、夜は20時に寝るなど、生活リズムが一定になり始めます。


発達として、生活リズムが整い始めているので、大人も生活リズムを意識して一緒に過ごしていきたいですよね。

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夜は、6~8時間連続して寝ることができ、お昼寝(午睡)も2~4時間まとめて寝るようになってきます。


6~7か月の子の睡眠の発達


6~7か月になると、日中の睡眠が減ってきます。


この頃の特徴として、日中の眠りが浅く、お昼寝で目が覚めやすくなってくることがあります。


30分程度でお昼寝から起きてくることもあるので、なるべく再眠を促して十分に寝ることができるようにしたいです。

☆ポイント☆

再眠で、睡眠時間をしっかり確保



8~9か月の子の睡眠の発達


8か月くらいになってくると、1日の睡眠の「7~8割」を夜に取るようになってきます。

・朝:6~7時に起きる

・夜:20~21時に寝る



上記のように生活リズムが安定し、夜に10時間前後寝ることができるようになってきます。


お昼寝は、2~3回する子が多いですが、午前や夕方のお昼寝で寝すぎてしまうと、夜に寝られなくなってしまうこともあるので、寝すぎには注意したいです。

なかなか起きない時は、一度座らせて正面から声をかけてあげるといいですよ。



大人は、子どもの生活リズムを大切に関わっていきたいですね。


10~12か月の子の睡眠の発達


10か月のころの子どもの1日の睡眠時間は、「14時間」前後です。


お昼寝の回数は、1日1回か2回程度になり、目覚めている時間が1回3時間を超えてきます。


早寝早起きのリズムを作れるように、関わっていくことが大切です。


乳児の睡眠の発達「1歳」


1歳になっても、1日の睡眠時間は、さほど変わりません。


子どもの様子を見ながら、十分な睡眠時間を確保していきたいものです。


1歳前半の子の睡眠の発達


1歳前半の子の1日の睡眠時間は、「13時間」前後です。


お昼寝は、1日1回になり「2~3時間」寝ます。


しかし、まだ午前中に眠くなってしまう子や夕方に眠くなってしまう子もいるので、その子に合わせて関わっていくことが大切です。

保育園だったら、登園時間が早い子は特に午前中に眠くなってしまうかもしれないです。



無理に活動に参加させずに、ゆっくり過ごすことができる場を作ってあげたいですよね。


1歳後半の子の睡眠の発達


1歳後半になると、1日の睡眠時間が「12時間~13時間半」になり、1回に起きていられる時間が「4時間半~5時間」になります。

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個人差はありますが、生活リズムが一定になるように関わっていきたいですね。




乳児の睡眠の発達「2歳」


2歳になってくると、体力もついてきて、なかなか寝ない…なんてことがあるかもしれませんが、睡眠時間はしっかり確保することが大切です。


2歳前半の子の睡眠の発達


2歳前半の子の睡眠の発達は、1歳のころとほとんど変わりません。

・6時~7時起床

・昼にお昼寝

・20時前後に寝る



上記のような生活リズムで過ごします。


この頃の特徴として、

・夜泣き   ・寝言

・夢     ・寝ぼけ



このような特徴が見られますが、心配する必要はありません。


生活リズムが切り替わってくる段階であり、その過程でよくみられる姿です。


また、この時期は、夜の睡眠の様子を見ながら、「昼寝の時間」「食事」「遊び」などの活動を変えていくことが大切です。

☆ポイント☆

生活リズムを整えてあげよう



夜泣きのこと


1歳半~2歳くらいになると、急に「夜泣き」が見られることがあります。


夜泣きがあると、ママやパパは心配ですよね。


保育士の方は、保護者から相談されるかもしれません。


この時期の夜泣きは、記憶力や精神面の発達によって、起こることがあります。

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日中の「自分の要求が通らなかった」「納得できなかった」という経験が、夜泣きとして表れます。


子どもといえど、人生自分の思い通りばかりにはいきませんよね。


思い通りにならないことがあることを経験することは大切ですが、日中の活動中、できるだけ子どもが納得して行動できるように、大人は関わっていきたいです。


2歳後半の子の睡眠の発達


2歳後半になってくると、1日の睡眠時間が「11時間~13時間」になってきます。


また、1日の睡眠のほとんどを夜に取り、お昼寝の時間は「1時間半~3時間」と徐々に減ってきます。

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この頃になると、レム睡眠(脳が動いている睡眠)がさらに減ってきて、ノンレム睡眠が多くなってきます。


乳児の睡眠の発達は大人の習慣に影響


ここまで、「乳児の睡眠の発達」について紹介してきましたが、

保育学生
 

こんなに長い睡眠時間が必要なのか!!



とびっくりした人もいるのではないでしょうか?


驚く方がいてもおかしくありません。


日本の子どもの睡眠時間は短いと言われており、大人の習慣に大きく影響を受けているんです。


日本の子どもは寝てない


「日本の子どもは寝ていない」という話を聞いたことはありますか?


2010年発表のMindellらの研究論文によると、「3歳未満の子どもの平均睡眠時間」は、研究対象の17か国のうち、日本が最も短いということがわかりました。

・日本:11時間37分

・ニュージーランド:13時間19分



上記のように、最も睡眠時間が長かったニュージーランドとは、約2時間の差があることがわかります。


3歳未満に必要な睡眠時間は、ここまで紹介してきた時間を参考にしてもらえればいいですが、日本の子は睡眠時間が足りないです。

りさ
りさ

私より睡眠時間が短い子は、
1歳児クラスでも複数人いました。



また、睡眠時間が短いのは子どもだけではありません。


経済協力開発機構(OECD)が調べた「15~64歳の睡眠時間」によると、先進国のうち大人の睡眠時間は、日本が最も短いことがわかっています。(7時間22分)

7時間22分と聞いて「意外と寝てるじゃん」と思った方いませんか?
これでも短いんですよ…。



大人が寝なければ、子どもも寝ません。


また、乳児期の子どもの睡眠時間は年々減っているとも言われていて、問題はさらに大きくなっています。


乳児の睡眠の発達は大人に影響


日本は、大人の睡眠の影響を子どもが受けやすいんです。


日本は、「添い寝」の文化ですよね。(添い寝しなくても同じ部屋で一緒に寝ます)


しかし、海外は、生後半年くらいになると一人で寝かせることがあります。

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どちらがいいかは、さておき、「添い寝」で寝るということは、睡眠時の保護者の関わり方が子どもに大きな影響があるということです。

・スマホを触りながら寝かしつけ

・YouTubeを見ながら寝かしつけ



これでは、たとえ添い寝をしていても子どもは寝ることができません。


大人が子どもに合わせて、子どもの睡眠習慣、生活リズムを作っていくことが大切です。


乳児期から睡眠障害になる?


乳児期の睡眠のことを学ぶ上で、「睡眠障害」についても知っておくといいです。


睡眠障害と聞くと、思春期の子や大人の問題のように思われますが、乳児期にも起こります。

・不眠症

・過眠症

・閉鎖性睡眠時無呼吸症候群



子どもの睡眠の様子を見ながら、対応していくことが必要です。


発達障害の子は乳児期から睡眠に困難がある


発達障害の子の睡眠問題も知っておいてください。


発達障害の子の中には、「睡眠」に困難がある子がいます。

・寝られない

・寝ると起きられない

・睡眠のリズムが整わない

・泣き始めると泣き止まない



上記のような特徴を見せる子がいます。


「寝られない」ということは、子どもの成長にとっても影響があるので、発達障害の子の睡眠も慎重に見ていくことが必要です。

▼発達障害の子について詳しく知りたい方はここから。



乳児の睡眠の発達に合わせて生活リズムを整えよう


ここまで、乳児の睡眠の発達について、月齢別、年齢別に紹介してきました。

・新生児:約17時間睡眠

・3か月~:約14時間睡眠

・1歳児:約13時間睡眠

・2歳児:約12時間睡眠



あくまでも目安ですが、子どもの発達に合わせた生活リズムを大人は作っていきたいです。


特に日本の子どもは寝ていないといわれているので、自分の感覚や経験で、「これくらい寝てれば大丈夫」と思っていると、子どもにとっては少ないことがあります。


睡眠不足は間違いなく、子どもの発達に影響してくるので、十分な睡眠時間を確保していきましょう。

りさ
りさ

私たち大人もたくさん寝ましょうね。



ということで、今回は終わりにします。

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