保育園での噛みつきにどう向き合っていくか?防ぐには?

保育学生
 

1歳児クラスで噛みつきが頻繁に起きてる…
どうしよう…

ともだち
 

噛みつきが起きた時ってどうやって
対応すればいいの?



元保育士のRisaです。


保育園での「噛みつき」、これに悩む保育士は、かなり多いです。

りさ
りさ

私も1歳児クラスの時、大変でした。



今回は、「保育園での噛みつき」の対応について紹介していきます。

◇記事の内容◇

・噛みつきの原因

・噛みつきが起きた時の対応

・噛みつきを防ぐ方法

・噛みつきに対して保護者にどう理解してもらうか



噛みつきに悩む保育士の方、必見です。


保育園での噛みつきにどう向き合っていくか?


保育園での噛みつきに向き合っていくには、「噛みつき」について、知ることが必要です。


噛みつきは、1~2歳の時に見られる、子どもの本能的な行為なので、特別なことではありません。


しかし、「噛みつき」について、知らなければ子どもへの対応も、保護者への対応もすることが難しいです。


噛みつきはどの保育園も困っている


噛みつきに困っているのは、あなたの園だけではありません。


どの保育園でも毎年問題になります。


同年齢の子どもが、同じ空間で生活しているわけですから、完全に避けることはできません。

☆ポイント☆

噛みつきは、あなたの保育の仕方が悪いわけではない。



自分を責めてはいけません。


子どもが噛みつく時の原因は?


子どもがお友だちや保育士に噛みつく時には、必ず原因があります。


保育士は、その原因を理解しようとすることが大切です。

・体調が悪いとき

・イライラしているとき

・友達に攻撃されたとき

・ストレスが溜まっている時

・思い通りにいかなったとき

・要求が通らなかったとき

・嬉しかった時



上記のような時、言葉にならない思いが、噛みつきとなって表れることがあります。。

☆ポイント☆

噛みつきは、ポジティブな気持ちの時にも起こる。



保育の具体的な場面に置き換えると、下記のような場面で噛みつきが起こりやすいです。

・お友だちに叩かれた
・お友だちに嫌って言われた
・外を見ていたら視界に入ってきた
・嫌と伝えても聞いてもらえなかった
・使っていたおもちゃをお友だちが勝手に取った
・友だちに「貸して」と言ってもが貸してもらえない
・大好きな先生と遊んでいたのに友だちが近くにやってくる



そんな理由で…というものもありますが、子どもにとって「噛みつき」は悪気がない場合もあります。


ちょっとしたことで、噛みついてしまうこともよくり、全て防ぐことは難しいです。

りさ
りさ

目の前に腕があったから
「ガブッ」なんてこともありますよね。



噛みつく原因は、子ども一人ひとり違うので、それぞれの思いをくみ取りながら、関わっていきましょう。


▼噛みつきについてさらに深く理解するには、子どもの言葉の発達を学ぶことが大切です。



子どもは噛みつくことで…


最初のころの噛みつきは、子どもにとって悪気がないことが多いのですが、しばらくすると、「噛む」ことで、「力関係」を比べる子が出てきます。

・噛む→お友だちが泣く→自分の思いが通る
(自分のほうが力が強い)

・噛む→保育士が関わってくれる



噛むことによって、自分とお友だちとの力関係を比べたり、周りの変化を見たりすることで、「噛む」行為がエスカレートし、抑制がきかなくなってしまうこともあります。

噛まれる子は、決まって同じってことありませんか?



保育園の噛みつきは3歳でも起きます


保育園での噛みつきは、1歳~2歳に多くみられることですが、もちろん0歳でも3歳でも見られることがあります。


3歳児の噛みつきは、新入園児や新しい環境が苦手な子に多いかもしれません。

・新入園児
 ▶集団生活の経験がなく、自分の気持ちの伝え方がわからない

・新しい環境が苦手な子
 ▶不安、ストレスを噛みつきで発散する



原因は、上記のようなことかもしれません。


また、3歳児クラスになると、担任の数も少なくなり、2歳児クラスより保育士の目が届かなくなることが多いので、2歳児クラスよりも噛みつきが起こりやすくなる場合もあるかもしれません。


保育園で噛みつきが起きた時の対応


では、保育園で噛みつきが起こった時はどのように対応していけばいいでしょうか?


ポイントは2つです。

・冷静に対応する

・早めに対応する



上記を心がけてみてください。


噛みつきをした子への対応


噛みつきをしてしまった子には、その場ですぐ簡潔に「ダメ」と叱ることが大切です。


どんな理由があれ、噛みつくという行為は、いけない行為なので、しっかり伝えましょう。

・わかりやすく叱る

・噛みついた子の気持ちを言葉にする

・噛むのではなくどうすればいいのか伝える



噛みつきが起きた時は、上記のように対応してみてください。


「噛みつき」には、必ず理由があり、その子の思いを保育士が言葉にすることで、

先生は、僕のことわかってくれた!



と感じることができるはずです。


その子の発達に合わせて、「噛まれた子の気持ち」を伝えることも必要になってきます。


また、噛みつきに向いていた気持ち(エネルギー)を別の方法で発散できるように、関わることも効果的です。

・遊びの展開

・場面を変える



エネルギーを遊びの中で発散できると、噛みつきに向いていた気持ちを切り替えることができるかもしれません。


下記のようなことも意識してみると、さらにいいですよ。

・子どもの体調は?

・子どもの生活に変化はないか?



噛みつきは、ストレスで起こることが多いので、子どもの生活に変化(ストレス)がないかチェックすることで、対応がしやすくなります。


☆ポイント☆

・短く叱り、子どもの気持ちを受け止める
・気持ちを切り替える



中には、噛みつきする子を「隔離」する保育園もあると聞きましたが、本当にそれでいいのか、隔離は子ども一人ひとりを尊重する保育と言えるのか、考えてみることも必要かもしれません。


保育園で噛みつきが起きた時の処置


噛みつかれた子には、すぐに処置することが大切です。


噛みつきは、雑菌が入りやすく化膿したり、傷が残ったりするリスクがあります。

・すぐに流水で流す

・必要に応じて消毒

・冷やしタオルなどで冷やす

※冷えピタは使わないこと



処置の手順をまとめました。


クラスの保育士同士で連携し、噛みつきをした子、噛みつかれた子、それぞれの対応をしていくことが大切です。


保育園の噛みつきを防ぐには?


保育園での噛みつきを防ぐには、

・環境

・子どもへの関わり



2つの面から対応していくことが大切です。


噛みつきを防ぐ保育室の環境


噛みつきを防ぐには、できる限りストレスを感じない保育室であることが大切です。

・室内にも運動のスペースを作る

・一人ひとりが遊ぶスペースを作る

・十分な量の玩具を準備する



特に1歳児クラスは、上記が意識された保育室がいいです。


1歳児クラスの子どもにとって、

・今、○○ちゃんが使っているから待っててね

・○○君いっぱい使ってるから貸してあげなさい



上記のような対応を大人はとってしまいがちですが、この時期の子どもにとっては、これは難しいです。

・おもちゃは今すぐ使いたい!

・おもちゃは一人でたくさん使いたい!



1歳児クラスは、そういう時期です。


できるだけ、子どもの「やりたい」を満たしてあげる保育室であると、噛みつきも減っていくかもしれません。

☆ポイント☆

子どもにとってやりたいことができて、
ストレスがない保育環境



噛みつきを防ぐ子どもへの関わり方


噛みつきを防ぐために、普段から

・子どもの思いを保育士が言葉する

・子ども同士のやり取りを仲介する
(必要に応じて)



保育士が子どもの思いを言葉にすることは、子どもにとって、「自分の気持ちを受け止めてもらった」と感じることに繋がります。

☆ポイント☆

普段から子どもを認めてあげる



自分の行為・行動を大人に十分に認めてもらった子は、噛みつきが少ないと言われています。


きっと普段から心がけていると思いますが、これからも大切にしてくださいね。


また、繰り返し噛みつきをする子がいたら、いつも以上に様子をみていきましょう。

・子どもの行為を観察する

・遊ぶことができているか

・一つの遊びに落ち着きがある?

・友だちと関わりたそうにしている?



上記のように、様々な視点で子どもを見てみましょう。


普段の保育に生かせるヒントが隠れているかもしれません。


保育園の噛みつきを保護者にも理解してもらう


保育園での噛みつきは、保育士だけでなく保護者にも理解してもらうことが大切です。

保護者に理解してもらえるか、これはとっても重要なポイントです。



日常から保護者との関係を大切にし、丁寧に説明していきましょう。


保育園での噛みつきについて保護者と共通認識を持つ


噛みつきが起こる前に、「噛みつき」について、保護者に話をする場をつくることをおすすめします。

・噛みつきは特別な行為ではないこと

・噛みつきはいつまでも続かないこと

・この年齢の子どもによく見られる行為であること



まず、「噛みつき」という行為について、丁寧に説明します。


そして、保育園ではどのように対応していくのかも事前にお伝えします。

・できる限り防ぐようにすること

・ただし、子ども同士の関わりを大切にしていきたい



噛みつく子を隔離して保育するのではなく、みんなで成長していきたいことを、理解してもらえるように説明しましょう。


子ども同士の関わりの必要性を説明することができれば、多くの保護者は理解してくれるはずです。


保育園で噛みつきが起きたら謝罪する


噛みつきが起きてしまったら、保護者には丁寧に謝罪しましょう。


ここで、丁寧に対応する、謝ることができるかできないかで、今後に影響していくことがあります。


噛まれた子の保護者には、

・謝罪する

・噛まれた時の状況を説明する

・噛まれた後の処置について伝える

・噛まれた後の様子を伝える



とにかく丁寧に伝えていきましょう。


事前に「噛みつき」について説明していたとしても、自分の子が噛まれたとなると、状況は変わります。


特に初めての噛みつきは、保護者もびっくりしてしまうので、丁寧に伝えていきましょう。

☆ポイント☆

保護者には真摯に謝る



普段から保護者と連携する


日常からの保護者との関係づくりも大切です。


信頼関係を築くことができるかによって、「噛みつき」に対する保護者の反応は変わってきます。


また、噛みつきが家で見られる子もいます。


そういう子の対応は、家庭と協力することが大切です。

☆ポイント☆

噛みつきは相手が嫌な思いになることを一貫して伝える



大人だから噛んでOK、お友だちはダメというのが、まだ理解することが難しい年齢です。


保育園、お家どちらでも一貫した対応をすることで、子どもも混乱することがなくなります。


保育園の噛みつきについておたよりにどう書く?


保育園での噛みつきについて、おたよりについて書く時は、

・噛みつきが起こる理由

・噛みつきは特別な行為ではないこと

・みんなで成長していきたい



上記のようなことを書いていきましょう。


ただし、個人的には「おたより」よりも直接説明することをおすすめします。

・おたよりは全員読むと限らない

・言葉選びが難しい

・文章は伝わりにくい



上記のようなデメリットがあります。


特に「おたより」は、読まない保護者がいることは、避けることができません。


それなら、直接お伝えして、一人ひとりに理解してもらったほうがいいです。


保育園の噛みつきはクレームがくることがある…


保育学生
 

噛みつきでクレームをもらった…



残念なら、これは避けることができない場合もあります。


どんなに丁寧に伝えても、クレームがくることはあります。

りさ
りさ

クレーム…。
私の働いた保育園もありました…。



クレームが来てしまった時は、クラスだけでなく、保育園全体で対応を考えていきましょう。

一人で抱えてこんではいけません!!



クレームを少しでも減らすためには、

・日常からの保護者との関係づくり

・噛みつきが起きた時の丁寧な対応



これを、しっかりしておくことが大切です。


しかし、ほとんどの保護者は保育士をいじめたくてクレームを言っているのではなく、自分の子どもを守りたいという気持ちで伝えています。


保護者からの意見は、受け止める部分は受け止めますが、自分を追い込むことはしないようにしてくださいね。


保育園の噛みつきは園全体で対応していこう


ここまで、保育園で起こる噛みつきについて紹介してきましたが、「噛みつき」が起きた時は、リーダー保育士一人、クラスで抱えるのではなく、園全体で対応していきましょう。

噛みつきが起きてるクラスの担任は少なからず悩んでいます



悩みが少しでも軽減できるように、保育園全体で噛みつきの問題に対応していきましょう。

・冷静に対応

・早めの対応

・ストレスの少ない保育室

・普段から子どもの思いを子どもにする



上記がポイントになってきます。


また、保育士にとっては日常的な問題だとしても、保護者にとっては初めての直面する問題になります。


保護者の気持ちにも寄り添いながら、対応することができればいいですね。



この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。


ということで、今回は終わりにします。


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