自我の発達を年齢ごとに見ていこう!元保育士がわかりやすくまとめた

保育学生
 

「自我の芽生え」とか聞くけど
自我って何?

ママ
 

自我ってどうやって発達していくの?
どうして大切なの?



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


保育士をしていると「自我」という言葉よく聞きますよね。


先輩からも「この子も自我が出てきたね」と言われることあると思いますが、「自我」のことをよくわかってない…という方もいるのではないでしょうか?


でも大丈夫。


今回は、「自我の発達」を紹介していきます。

◇記事の内容◇

・自我って何?

・自我ってどうやって発達するの?

・自我ってなんで大切なの?

・各年齢別の発達



「自我」のこと、今までよくわかってなかった人にも、わかりやすくまとめたので、最後までチェックです。


自我の発達を年齢ごとに見ていこう!


早速、自我の発達を見ていきたいわけですが、その前に「自我」について、知っておく必要があります。


今回の記事は、



この2冊を参考にしながら、紹介していきます。


どっちの本も読みやすいので、気になる方は、持っておくといいですよ。


自我とは?


自我ってなんだと思いますか?

保育学生
 

自我って自己主張のことかな?



ほとんど正解です。

自分を意識し、自己主張し、自分にこだわる心の働き

0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】‐今井和子‐



参考にした本には、上記のように書いてありました。


また、下記のようにも記載されています。

代謝の自我とぶつかり合いながら、折り合いをつけていく力

0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】-今井和子‐



つまり、これらをまとめると、

自我,発達,年齢,子ども



自我とは、上記のように「自分を意識する」、「自己主張する」「こだわり」「他者と折り合いをつける」という意味があります。

「自分を意識する」という点がポイントです。



自我の発達は、将来「自分で考えて行動する」ことに繋がっていきます。

りさ
りさ

自分で考えて行動って
とても大切なことですよね。



自我の発達を超わかりやすく紹介


この自我はどのように発達していくのか、わかりやすく図にまとめました。

自我,発達,年齢,子ども



生まれたばかりの赤ちゃんは、「自分」ということをよくわかっていません。


大切な大人(母親や父親)と自分は一心同体だと思いながら、生活しています。


しかし、たくさんの情報、環境、言葉がけなどに刺激を受けながら、少しずつ「自分」と「大人」は違う存在だと思うようになります。


その後、どんどん人との関わりが増えて、自我を発達、成長させているんです。


「イヤ」と言えることは大切なこと


自我の発達の中で必ず見られる行為は、「イヤ」という主張です。


「イヤイヤ期」という言葉があるように、「イヤ」と自己主張を強くする時期が2歳前後にありますよね。

▼イヤイヤ期については、こちらの記事を参考に。



この「イヤ」といえる主張は、とても大切なことです。


赤ちゃんの時から全く成長せず、大人と一心同体と思っていたら、「イヤ」という言葉は子どもから出てきません。


「イヤ」と主張し、大人の言いなりだけでは行動したくない!と表現できることで、将来、自分で考えて、行動することに繋がっていくんです。

子どもの主張を全て「ダメ」と否定していたら、子どもの成長によくないことが、想像できますよね。



自我の発達の中で、「イヤ」と主張できることは、とても重要なことだと、大人は理解することが大切です。


自我の発達「乳児編」


自我について理解できたと思うので、年齢別の「自我の発達」を見ていきたいと思います。


乳児は、特に「自我の発達」を感じることができる時期です。

りさ
りさ

そして、大人を困らせる
時期でもありますね(笑)



0歳の自我の発達


生まれたばかりの赤ちゃんは、先ほどもお伝えしたように、「自分」というものがよくわかっていません。


大切な大人と一心同体だと思いながら生きています。


しかし、少しずつ「自分」に気づき始めます。


自分という存在に気づき始めますが、自己主張はそこまで強くありません。


1歳の自我の発達


1歳の自我の発達を一言で説明すると、「自分の意識」です。


他者とは違う「自分」という存在を自覚し始め、様々な場面で、「自分」を表現し始めます。

・自分でやる

・自分で決める



こんな主張が、生活の色々な場面で見られるようになります。

全て「自分の思い通りにしたい!」と思うようになるのも、この時期です。



また、「一緒にやって」と大人に要求することも増えてきます。


これは、「自分とは違う他者」の意識があるからこその行動です。

確かに、「一緒」は自分の他に別の人がいないと、出来ないことですよね。



2歳の自我の発達


2歳になると、「自分」と「他者」の分離が完全にできるようになってきます。


この時期になると、「承認欲求」というのも芽生えてきます。

自分とは違う人から認められたい!という気持ちですね。



そのため、「できた」と報告することが多くなり、「見て!!」も多くなってきます。

りさ
りさ

2歳児担任をしていると、
「先生見て」が1日中お部屋から
聞こえてきますよね。



他にも、下記のような発達が見られます。

・「半分こ」がわかる

・言葉で気持ちを表現することができるようになる
 (自己主張)

・「なんで?」の質問が増える



2歳になると、言葉の数も増えて、「自己主張」の表現方法も広がってきますね。


「半分こ」にできるってすごい


「半分こ」ができることと、自我ってどんな関係があるの?


と思う方もいますよね。


「半分こ」にするは、自我が発達しないとできないんです。

大好きなパンを半分にする時の状況を、2歳児になって想像してみてください。



本当は、半分にしないで全部自部で食べたいと思いませんか?


しかし、自分の全部食べたいという思いと、相手も食べたいという思いを理解し、両者の思いの間で折り合いをつけることができるから、「半分こ」にできるんです。

☆ポイント☆

「半分こ」は自我が発達しない
できないこと。



大人からしたら、「半分こ」が当たり前かもしれませんが、子どもの中ではたくさんの葛藤があるのかもしれない、と想像することも大切かもしれません。


自我の発達「幼児編」


自我の発達と聞くと、乳児の発達だけ考えて終わりなことも多いですが、幼児になっても「自我」はどんどん発達しています。


幼児の自我の発達は、これから社会生活を送っていく上で、大切なことが多いので、ポイントを押さえておくといいですよ。


3歳の自我の発達


3歳児になると、「好き」の気持ちが高まってきます。


この「好き」という感情は、自我の発達においてとても大切です。

・好きな遊び

・好きな玩具

・好きなご飯



上記のように「好き」ということは、「自分」を構成する上で、とても重要なことです。


「好き」がなくなると、「自分」の意識が薄くなってしまいます。

大人もそうですよね。
あなたがなぜ保育士をしているかと聞かれたら「好き」だからじゃないですか?



3歳になると、自我の発達で大切な「好き」という気持ちが高まってきます。

・承認欲求の高まり

・順番を守ることができる

・仲間の発見

・少人数で遊ぶ

・大人の役割に気づき始める



上記のようなことも、「自我の発達」に影響があります。


どれも「自分」と「他者」の意識ができるからこその、行為であることがわかりますよね。


4歳の自我の発達


4歳になってくると、「自分」と「他者」の意識に加えて、「人の気持ち」にも気づき始めます。

自分と相手は違う気持ちを持っていることが、わかるようになるんです。



「人の気持ち」に気づきながら過ごすことによって、「人の評価」を気にし始めるのもこの時期です。

・諦めることができるようになる

・「だって~」と理由をつけて主張する

・「どうしてかな?」と考えるようになる

・「~かもしれない」と想像する

・集団で遊ぶようになる

・挑戦意欲の高まり、あこがれの発生



上記の行動も「自我の発達」が影響しています。


「だって~」から見える自我の発達


この時期の子は、「だって~」と、言い訳のような言葉を使うようになりますよね。


この「だって~」も自我の発達が大きく影響しています。


4歳くらいになると、人の言葉の背景には、「理由」があることに気づきます。


そして、子どもも「理由」を主張し始めるんです。

2歳のころは、「イヤ」しかできなかった自己主張が「理由」も言えるようになった、と考えるとすごいと思いませんか?



この時に大切なのは、子どもが「理由」に目を向け始めているので、大人もしっかり理由を説明することが大切です。


理由がなければ、子どもは納得することができませんよ。

りさ
りさ

もちろん、理由を説明することは、
小さい頃から大切ですが、
さらに重要度が増しました。



「どうして?」から見える自我の発達


「どうして?」と考えることも自我の発達によるものです。


「どうして、お友だちは怒ってるんだろう?」などと子どもは考え始める時、子どもは「自分」と「お友だち(他者)」の考えが違うことに気づいています。


自分の気持ちや状況からは、理解できないからこそ、「どうして?」と考えるんです。


これは、「自分」と「他者」をしっかり理解していないと、できない行為ですよね。


5歳の自我の発達


5歳になってくると、「自分」と「他者」を分けて考えるだけでなく、「仲間意識」「帰属意識」が芽生えるようになってきます。

今までは、分離して考えていたのに、「仲間」として見ることができるようになるってすごいですよね。



仲間として考えることができるようになるので、ルールを理解し、守ろうとする気持ちも育ってきます。


「自分」と「他者」の違いは、考え方や気持ちの面だけでなく、「能力」も違うということに気づき始めます。


他にも、

・「恥ずかしい」という気持ちが出てくる

・失敗しないように備える(練習する)

・泣くのが恥ずかしいと思う(感情コントロールする)

・あこがれに近づきたいと思う



上記のような気持ち、行動も自我の発達に関係しています。



0歳から5歳まで見てきましたが、

自我,発達,年齢,子ども



このように、たった5年間で「自我」はこんなに成長しているんです。


自我の発達は年齢ごとの課題がある


自我の発達を年齢ごとに見ていきましたが、保育士や子どもに関わる大人は、発達を理解して、それぞれの時期の課題を乗り超えられるように関わっていくことが大切です。

1歳の子に「仲間意識を持て!!」と思っても、それは難しいです。



逆に、5歳の活動の中に「仲間意識」が芽生えるような活動がなければ、なかなかそこを育てることは、難しいかもしれません。

りさ
りさ

一斉活動をしなくても
仲間意識が芽生える活動は
自由保育の中でもいくらでも
できるはずです。



発達を促すために、無理に活動を設定するというよりは、子どもの様子を見ながら、保育士がちょっとした仕掛けをするということが、大切であり、保育士の力量の見せどころではないでしょうか?


自我の発達は社会性の発達にも繋がる


自我の発達について紹介してきましたが、「自我」の発達は「社会性」の発達にも繋がっていることに、気づいた人もいるかもしれません。


ルールを理解して集団でルールがある遊びをするためには、「感情コントロール」や「ルールを守る力」が必要です。


また、「仲間意識」は、目的や役割を共有するということに、繋がっていきます。


年齢が上がるほど、「自我」だけでなく、様々な発達が複雑に組み合わさっていくので、子どもの遊びや様子をしっかり見ながら、それぞれの発達を把握していくことが大切ですよね。


自我の発達おさらい


最後に、「自我の発達」についておさらいします。

自我,発達,年齢,子ども



何気なく使っていた「自我」という言葉だったかもしれませんが、子どもにとって大切な発達の1つなので、ぜひ明日からの保育に生かしてみてください。


ということで終わりにします。

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