手づかみ食べが必要な理由って?子どもは大切な経験をしているんです

保育学生
 

手づかみ食べって子どもにとって大切だって聞いてるけどなんで?

ともだち
 

手づかみ食べ必要なのかもしれないけど、食べ方が汚いから嫌だな…



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


子どもの「手づかみ食べ」みなさんは、どう思っていますか?


この「手づかみ食べ」やっぱり子どもの成長において、かなり大事なんです。


今回は、「手づかみ食べの必要性」について紹介していきます。


手づかみ食べが必要な理由って?


手づかみ食べって、一見子どもが食べ物で遊んでいるように見えたり、食べ方が汚かったり、大人から見ると「ちょっと…」と気になってしまいますよね。


しかし、手づかみ食べは、子どもの発達を促す必要なことなんです。。

りさ
りさ

実際に保育士をしていた時も、手づかみ食べが上手な子はスプーンを使うようになっても食べるのが上手だな思ってみていました。



なぜ、手づかみ食べが必要なのか、下記にまとめます。

・自分に合う一口の量がわかる

・目と手と口の協調した運動が育つ

・手と指の器用さを高める

・食べ物を舌の前の方に入れられる

・食べ物性質を知る



上記全て、手づかみ食べをすることによって、身につけることができます。


自分に合う一口の量がわかる


手づかみで食べられるということは、子どもが「自分に合う一口の量」がわかるということです。


ずっとスプーンで食べさせてもらっていると、自分に合う量は、大人が調整してくれるので、子ども自身は経験することができません。


しかし、手づかみ食べは、自分の口に合う量を口に運ばないと食べることができないので、子どもは自分で口に合う量を調整します。

手づかみ食べが上手になってくると、子どもってきれいに一口分だけ、手にとって口に運ぶんですよね。



一口の量がわかると、スプーンを使って食べる時も、口の中に入れすぎないようになります。


目と手と口の協調した運動が育つ


手づかみで食べることができるということは、「目」と「手」と「口」が協調していると言えます。



上記のように、「見る」「つかむ」「食べる」という行為は、全て繋がっており、どれか1つでも欠けていたら、子どもは手づかみで食べたいものを食べることができません。


手づかみ食べができるようになってきたら、協調運動が発達してきたんだな、と子どもの成長にも気づくことができます。


手と指の器用さを高める


手づかみ食べは、手と指の器用さを高めていきます。


手づかみ食べを始めた頃の子どもは、手のひら全体で食べ物をつかみますが、次第に指先でつまむことができるようになってきます。


また、食べ物を手でつかむためには、食べ物の性質に合わせて力を入れなければいけませんが、手づかみ食べを繰り返すことによって、力加減ができるようになってくるんです。


手づかみ食べで「手と指の器用さを高めている」と考えることができれば、子どもの見方も変わりませんか。



上記のように、子どもを見ることができれば、食事の関わり方を改めるきっかけになるかもしれません。


食べ物を舌の前の方に入れられる


手づかみ食べは、食べ物を舌の前の方に入れられるという点においても必要です。


子どもが食べ物を食べる時に、食べ物を舌の前の方に入れる・置くということは、とっても重要です。


食べ物を舌の前の方に置くことによって、丸のみを防ぎ、自分の力で食べ物を奥に運ぶことに繋がります。

▼大人が援助するときも、同様です。



手づかみ食べは、食べ物を舌の前方に置くことしかできません。

指を無理に奥に入れることはしないですよね。



手で食べることによって、食べ物を奥に運ぶ、噛むなどを身につけることにも繋がります。


食べ物性質を知る


手づかみ食べは、食べ物の性質を知るという点に置いても必要です。


手で実際に食べ物を触ることによって、「硬さ」「感触」などを知ることができます。


また、手でつぶすことによって、より食べ物の性質を子どもは学んでいます。

食べ物で遊んでいるように見える行為も、子どもにとっては必要な経験なんです。



食べ物の性質を知ることは、食べることにも繋がります。


触った感覚から、どうやって食べればいいかを子どもは考えているかもしれません。


スプーンだけで食べてたら経験できない


ここまで、紹介した手づかみ食べが必要な理由は、スプーンだけで食べていたらどれも経験することができません。


スプーンで食べさせてもらっていたら、子どもは受け身になって何も考えずに食べているだけです。


また、スプーンで食べると、どうしても必要な量以上の食べ物を口に入れてしまいます。

・口を閉じて、舌で食べ物をしっかりと押さえる練習

・歯に食べ物を乗せる動きの練習
(口に入れてから歯まで運ぶ)



上記のようなことも、スプーンではなかなかできません。


手で食べるからこそ、経験することができることがたくさんあるということを頭に入れておくと、子どもの手づかみ食べの見方が変わってくる気がしませんか?


手づかみ食べの発達順序


手づかみ食べには、段階があります。


子どもは、最初から手づかみ食べが上手なわけではないんです。


手づかみ食べの発達について下記にまとめます。

・手の平で食べ物を押しこむ
   ▼
・食べ物を横から入れる
   ▼
・食べ物を前から入れる
   ▼
・つまんで食べることができる



上記のような順序で成長していきます。


ぜひ、お子さんがどの段階にいるか見てみてください。


最初の手の平で食べ物を押し込んでいる時期は、どうしてもこぼれるよう量が多かったり、食べ物がぐちゃぐちゃになってしまいます。


しかし、その経験をたくさんすることによって、少しずつ適切な量を口に運ぶことができるようになってきます。


手づかみ食べが始まる時期


手づかみ食べが始まる時期は、一般的に「離乳食中期」くらいから見られると言われています。


ただ、個人差があるので、離乳食中期になったからと言って、必ずしても手づかみ食べが始まるわけではありません。


1歳半くらいになると、口に入れやすい食べ物のつかみ方や量の加減ができるようになり、スプーンでも食べることができるようになってきます。


すると、次第に手づかみ食べが減っていきます。


赤ちゃんは手づかみ食べで勉強している


赤ちゃんは、手づかみ食べでたくさんの勉強をしています。

考えてみてください。

手の平で食べ物を押し込んでいた子が、一口の量をつかんで口に運ぶことができるようになるってすごいと思いませんか?



赤ちゃんにとっても、最初のころの手づかみ食べは、口に運んでいるはずなのにほとんど口に入らず、もやもやすることかもしれません。


しかし、何度も繰り返し練習して、少しずつ食べることができるようになっていくんです。


手づかみ食べが苦手な子はどうする?


中には、手の感覚が敏感で手づかみ食べを嫌う子もいるかもしれません。


そういった子に対しては、ボーロや赤ちゃん用せんべいなど、乾いたものを手で持って食べる経験から始めれば大丈夫です。


無理に手づかみ食べを強要するのではなく、その子に合うやり方で「手づかみ食べ」の経験をできるようにしてあげましょう。




手づかみ食べに必要なもの


手づかみ食べをスムーズに行うためには、必要なものがあります。


準備することによって、子どもも大人も手づかみ食べを無理なく進めることができます。


手づかみ食べの練習に必要なおもちゃ


手づかみ食べの練習をしていくためには、普段の遊びから意識していくことが大切です。


赤ちゃんは、遊びの中でおもちゃをなめたり、かじったりしますよね。これが手づかみ食べの練習に必要な経験なんです。

なめたり、かじったりするおもちゃを「歯固めのおもちゃ」と言います。



木や布、プラスティックなど様々な種類の歯固めおもちゃを準備することによって、子どもの経験は増えていきます。



様々な感触を経験することによって、口周りの感覚の過敏さもなくなり、食べ物を食べることへの抵抗感がなくなっていきます。


また、様々な素材・大きさのものを手で持つことにとって、手の機能の発達にも繋がります。


手づかみ食べの練習は、遊びの中でもできることを知っておくと、役に立つかもしれません。


手づかみ食べをするときの準備


実際に手づかみ食べをする時は、間違いなく汚れます。


汚れても大丈夫なように準備をしておきましょう。

・汚れていい服装

・タオルやシートを敷く



最低限、上記をやっておくことをおすすめします。


また、エプロンをつける方もいるかもしれませんが、エプロンは子どもの身体に合う大きさを選ぶようにしたほうがいいです。



首の周りが開きすぎていたり、エプロン全体が小さかったりすると、エプロンをしているのに、汚れてしまうことになってしまいます。


手づかみ食べがしやすい食べ物


手づかみ食べをするには、子どもにとって手づかみ食べがしやすい食べ物を知っておくことも必要です。


子どもの手づかみ食べの発達の段階に合わせて、用意してあげましょう。

・食べ物を握る時期:スティック状

・食べ物をつまむ時期:サイコロ状



上記を意識すれば、悩まずに食事を準備することができます。


スティック状の食べ物は、下記のようなものがおすすめです。

・スティックパン

・ニンジンスティック(蒸すor茹でる)

・大根スティック(蒸すor茹でる)

・スティック状のおにぎり

・バナナ



どれも5㎝~7㎝くらいのスティック状だと子どもは食べやすく、持ちやすいです。


スティックパンは、唾液と食べ物を混ぜる練習に繋がりますし、ニンジンや大根は、噛んですり潰す練習になります。


赤ちゃんにとって手づかみ食べは必要でした


ここまで、手づかみ食べの必要性について紹介してきましたが、どうでしたか?


子どもにとって手づかみ食べは、とても大切な経験です。

・自分に合う一口の量がわかる

・目と手と口の協調した運動が育つ

・手と指の器用さを高める

・食べ物を舌の前の方に入れられる

・食べ物性質を知る



上記のようなことを育てることができます。


手づかみ食べは余裕があるときにしよう


家庭で手づかみ食べをするときは、汚れる可能性が高いです。


間違いなく、食べたあとに着替え、掃除、洗濯が待っています。


なので、手づかみ食べをするときは子どもも大人も余裕があるときにやっていきましょう。


忙しい時に行うと、手づかみ食べが必要なことをわかっていても、ついイライラしてしまいます。


あくまでも、食事の時間は楽しい雰囲気でできるといいですよね。


ということで、今回は終わりにします。


この記事が役に立てば嬉しいです。

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