保育士が知るべき給食の食べさせ方。援助方法や食具の選び方教えます

保育学生
 

給食の援助ってどうやったらいいのかな?

ともだち
 

学校で食事の援助って勉強したことないかも



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


食事の援助って学ぶ場ってないですよね?


特に保育士の資格を試験で取った方は、全く勉強せずに保育士になる方もいるかもしれません。


今回は、「食事の援助」について紹介していきます。


0~1歳担任の保育士は、必見内容になっています。

▼そしゃくや嚥下の発達を知ってから読むとさらにわかりやすいです。



保育士が知るべき給食の食べさせ方


保育士が毎日している仕事の1つに給食援助があります。

りさ
りさ

タイトルは「食べさせ方」にしましたが、個人的には「援助」のほうが好きです。食べさせるだと一方的な感じがしてしまいます。



保育士が給食を子どもに食べさせる時には、気をつけなければいけない点や配慮することがたくさんあるので紹介していきます。



上記の本を参考にしているので、子どもの口腔機能の発達に合う援助を紹介できるはずです。


保育士が給食をスプーンで食べせるとき


保育士が給食を援助するときに使う「スプーン」みなさんどのように使っていますか?


給食の食べさせ方は、ポイントがあります。

・子どもの下唇にスプーンをのせる
(最初から口の中に入れない)

・子どもの口が開くのを待つ

・舌の前の方に食べ物が乗るようにスプーンを口の中に入れる

・子どもが唇を閉めて食べ物を取り込んだらスプーンをまっすぐひく



上記のような手順で給食の援助をします。


この時に、スプーンを口の奥まで入れてしまうのは、NGです。


スプーンの向きは、子どもに向かって「縦向き」で使います。

肢体不自由の子どもに水分をあげるときは、誤飲を防ぐために横向きで使います。



保育士が給食を援助するときは、あくまでも「子どもが自分で食べる」ということを意識して、大人主導にならないように気をつけることが大切です。


舌の前方に食べ物を乗せる理由


スプーンで食べさせるときに、舌の前の方に食べ物が乗るようにするには、理由があります。

・口の奥に入れると「丸のみ」の原因になる

・入ってきた食べ物を前方から後方へ子ども自身で送って食べることができるように



上記のような意味があります。


口の奥に入れることは、大人が「食べさせる」ことになってしまうので、子どもが自分で食べることができるようにしましょう。

こういうことって大事なことなのに、学校で教えてもらえないですよね。



コップの援助


コップで水分を取るときも、保育士が援助することありますよね。


コップの援助は、下記を意識してみてください。

・下唇の真ん中にコップのふちを固定する

・水面が子どもの上唇にふれるところまでコップを傾ける

・声をかけてから飲ませる


上記がポイントです。


コップを傾けすぎると、大人が流し込む形になってしまうので、水面が唇に触れるくらいのところまで傾けて、子どもが自分で吸うことができることを意識して援助してあげます。


まだ抱っこして飲ませる時は、子どもの唇とコップの水面が見えるように抱っこして、飲ませてあげてください。


給食を食べさせるときに保育士が意識すること


給食の場面以外にも、保育士が普段から意識しておくといいことがあります。

・子どもと信頼関係を築く

・遊びの中から手先の器用さを発達させる

・目と手の協調運動ができるか見ていく



上記は、給食の援助に間違いなく活きてきます。


また、給食の場面では、

・信頼できる大人と楽しい食事場面の経験をする

・好きなものを増やす(食事が楽しい)

・苦手な食べ物があったときは慎重に関わる
 (嫌がる理由を知る)



上記のようなことを意識すると、さらに楽しい給食の時間になるはずです。


給食の食べさせ方は食具と食べ物の形態も大事


給食の食べさせ方を知ることと同時に、子どもに合う食具や食べ物の形態について知ることも保育士にとって必要です。


当たり前ですが、食具は子どもの身体の大きさに合うものが必要です。


ただ、この子どもに合う食具や食べ物の形態についても、保育士になるまで学ぶ場がないというのが現状ではないでしょうか?


スプーンのポイント


子どもが使うスプーンや、保育士が援助で使うスプーンの選び方を下記にまとめました。

・スプーンのボール(底)が浅いもの

・先が尖っていないもの

・スプーンの幅が子どもの口の幅より小さいもの



上記が子どもにとって、使いやすいスプーンです。


ボール(底)が浅いものを使うことによって、食べ物を取り込みやすくなります。


逆に大きなスプーンを使うことは、一度にたくさん口の中に入れてしまうことにもつながってしまうので、おすすめできません。


コップのポイント


コップも子どもが使いやすいものを選ぶことが大事です。

・コップのふちの厚みは薄いもの

・何個も積み重ねることができる開いた形のコップは飲ませにくい



上記がポイントです。


コップのふちが厚いと、必要以上に唇を開けなければいけないので、子どもにとって飲みにくくなってしまいます。

りさ
りさ

今思えば、私が働いていた保育園のコップは、ふちが厚かった気がします…。



スプーンやコップは、あなたが働く前から保育園で使われていたものが多いかもしれませんが、もう一度見直してみると、より子どもに合うものを選択することができるかもしれません。


給食の環境のポイント


給食を食べる環境も大切です。


ただ、給食を食べる環境は、多くの保育園でも意識されていると思うので、おさらいで確認してみてください。

・足の底が床につく椅子

・椅子の奥行きが子どもに合っている

・子どもの幅に合う椅子

・テーブルに手を乗せた時に肘が曲がるか



保育園のテーブルや椅子は、上記を満たすことが多いですが、身体が小さい子や大きい子には、その子に合うテーブルや椅子を準備できるといいですよね。


提供する食べ物の形態


食べ物の形態は、栄養士など調理の方が主となって決めることが多いですが、保育士も知っておくことが大切です。


子どもに提供する食べ物は、「噛める柔らかさ」であることが重要です。

舌で噛める、歯茎で噛める、歯で噛めるなどそれぞれの子どもの発達に合う硬さであるかチェックしてみてください。



保育園によっては、「きざみ食」を提供するところもあるかもしれませんが、実はきざみ食は、子どもにとってあまりよくないそうです。


きざみ食は、噛むためではなく、飲み込むための食べ物になってしまいます。

りさ
りさ

これは勉強するまで知りませんでした…。



噛み切れないものは、きざんでまであげる必要はないと言われているので、保育園できざみ食を提供している場合は、園全体で考える機会をつくってもいいかもしれません。


食べ物は、調理1つで噛み切れるものになることが多いので、調理の方に調理方法を工夫してもらうだけで解決することもあります。




保育士が気をつけるべき給食の食べさせ方


ここまで、保育士の給食の食べさせ方(援助方法)について紹介してきましたが、ここからは気をつけるべきポイントを紹介します。


保育士の方にとっては、当たり前な部分が多いかもしれませんが、今一度振り返ってみましょう。

・発達に合わない食具

・発達に合わない離乳食の進め方

・無理に食べさせる

・全く経験させない



上記は、全てNG項目なので気をつけてください。


発達に合わない食具


繰り返しになりますが、発達に合わない食具(スプーンやフォーク、コップ)を使うことは、子どもの発達を伸ばしていくことができません。


この記事内でも紹介しているので、確認しながらその子に合う食具を準備していきましょう。


保育園によっては、食具は保護者が準備する場合もあると思うので、その際は保護者にどのような形・大きさのものが子どもにとって使いやすいのかを伝えるといいですね。


発達に合わない離乳食の進め方


発達に合わない離乳食の進め方もNGです。


保育園では問題はないと思いますが、保護者の中にはどのように離乳食を進めたらいいのかわからない保護者もいるので、情報を共有しながら、子どもの発達に合わせて離乳食を進めていきましょう。


基本は、「子どもが自分で噛むことができる柔らかさ」で進めていくことが大事です。

▼この記事でも紹介しています。



無理に食べさせる


子どもによっては、苦手な食べ物があります。


苦手な食べ物も食べてほしいと思う気持ちはわかりますが、無理に食べさせるのはよくないです。

もし、他人からあなたが苦手な食べ物を口の中に入れられたら、嫌じゃないですか?子どもも同じです。



「1口だけでいいから食べなさい」と量を減らしたとしても、これでは無理に食べさせたのと同じです。


子どもが自分の意志で「食べてみよう」と思うことができるようにするのが、保育士に求められます。


全く経験させない


逆に、苦手なものを全く経験させないこともよくありません。


保育士は、子どもが様々な食べ物や調理方法を経験することができるように、給食のときに関わることが大切です。


楽しい雰囲気の食事の中で、子どもの「食べたい」という気持ちを引き出せるといいですよね。


保育士は給食の食べさせ方を見直してみよう


ここまで、給食の援助について紹介してきました。


経験が豊富な保育士の方にとっては、「当たり前だよ!」という内容だったかもしれませんが、保育士1年目の方にとっては、初めて知る内容が多かったかもしれません。

りさ
りさ

私は給食の援助について先輩から教えてもらうことはなかったのですが、みなさんはどうですか?



保育士にとって、給食の食べさせ方(援助)は、切り離すことができないことの1つです。

・スプーンの援助方法

・コップの援助方法

・子どもに合う食具



上記のような知識を頭に入れた上で、子ども一人ひとりに合う援助ができるといいですよね。


ということで、今回は終わりにします。

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