発達障害の子どもへの接し方で大切なことは9つ.ちょっとしたコツ

保育学生
 

発達障害の子にどうやって関わればいいのかわからない…

ともだち
 

発達障害の支援って難しい…



という方いませんか?


フリーランス保育士のりさです。


大学時代は、「特別支援教育」を専攻していて、それ以来「発達障害」の勉強を続けてきました。


担任したクラスにも、発達障害の子が複数人いて、その子たちと向き合いながら生活してきました。


ということで、今回は、「発達障害の子どもへの接し方」を紹介してきます。

◇記事の内容◇

・接し方で大切なこと

・接し方で間違いやすいこと

・おすすめ本



発達障害の子どもへの接し方で大切なことは9つ


発達障害とは、生まれつきの脳の機能障害であり、「ADHD」「自閉症スペクトラム」「学習障害」の3つに分けられることが多いです。


それぞれの特徴は、それぞれ違いますが、接し方の基本はどの障害であっても変わりません。

▼発達障害について知りたい方はこちら

発達障害とは

ADHDとは

自閉症スペクトラムとは

学習障害とは



発達障害の子どもへの接し方で大切なことは、具体例を挙げればいくらでもありますが、今回は特に意識してほしい「9つ」を紹介していきます。

・その子を理解する

・遊びの中で関係を築く

・感情を共有する

・繰り返し関わる 

・説明は簡潔に

・具体的に説明する

・視覚的にわかるようにする

・得意なことを伸ばす

・約束は守る



どれも難しいことではありません。


普段の関わりにちょっと意識するだけでいいんです。

その子を理解する


発達障害の子どもへの接し方で最も大切なことは、「その子を理解すること」です。

・得意なことは何?

・苦手なことは何?

・好きなことは何?

・理解しやすいコミュニケーションは何?



遊びながら、生活しながら子どもをしっかり観察し、子どもを理解することが大切です。

保育学生
 

どうやって理解すればいいかわからない…



最初から全てを理解することは、難しいですよね。


大切なことは、「理解しようとする」その気持ちをもっていることです。


遊びの中で関係を築く


「子どもを理解すること」と同じくらい大切なことは、「遊びの中で関係を築くこと」です。


どんなに子どもを理解できても、信頼関係がなければ、必要な援助や支援ができません。


子どもと信頼関係を結ぶには、やっぱり「一緒に遊ぶ」ことが大切。

遊ぶ時は、子どものペースで遊ぶことを意識してみてくださいね。



大人が子どもと遊ぼうと思うと、「ブロックで遊ぼうよ」「これ、見てみて!」となぜか、大人が遊び始めてしまいます。


しかし、遊びの中心は「子ども」であるべきです。


以下を意識すると、子どものペースで遊べます。

・子どもが遊んでいることで一緒に遊ぶ

・遊びのイメージは子どもに聞く
(大人が勝手に決めない)

・子どもの目線の先にあるものをきっかけに話をしてみる



ADHDの子どもたちは、遊びのアイディア豊富なので、子どものイメージを聞きながら遊ぶといいかもしれません。


自閉症スペクトラムの子たちは、一人で遊ぶことが好きなので、近くで遊びを見ながら、様子を見て言葉をかけてみるといいですよ。


いっぱい遊んで、関係を築いていきましょう。

感情を共有する


3つ目のポイントは、感情を共有することです。


嬉しい時は嬉しい、楽しい時は楽しい、悲しい時は悲しい、そんな子どもの気持ちを一緒に共有していきましょう。


信頼できる大人と感情を共有することで、子どもにも大人にもメリットがたくさんあります。

・子どもは自分の気持ちがわかる

・大人は子どもの気持ちを理解できる

・信頼関係がさらに深まる



また、子どもがパニックになった時も、普段から感情を共有していれば、パニックになる気持ちを理解でき、必要な援助ができます。


子ども自身もパニックになりながらも、「この人なら自分の気持ちをわかってくれる」と安心できるはずです。


繰り返し関わる


発達障害の子は、1つのことができるようになるまで、他の子よりも時間がかかるかもしれません。


1回できたからと言って、次もできるとは限りません。


生活習慣やその子の課題に取り組むときは、何度も何度も繰り返し関わることが大切です。

毎回「同じやり方」で関わることも重要です。



特に自閉症スペクトラムの子は、やり方が変わることで不安を感じる子もいます。


同じやり方で、繰り返し関わるようにしましょう。


繰り返し関わる中で、少しずつできるようになることが増え、子どもの自信に繋がっていきます。


説明は簡潔に


発達障害の子は、長々と説明されても理解できません。

ご飯食べるよ。あ、その前に手を洗ってからだよ。その前におもちゃ片付けなきゃだめじゃない…



こんな風に話をされたら、子どもは、パニックになってしまいます。


まずは、やる順番ごとに説明することが大切です。


先ほどの場面を順番に直すと、以下の通りになりますよね。

・おもちゃを片付ける
  ▼
・手を洗う
  ▼
・ご飯を食べる



まず、子どもに伝えることは、「おもちゃを片付けること」です。


長々と説明するのもNG、行動の順番をバラバラに伝えるのもNGです。

これ、かなり意識しないとできないです!



具体的に説明する


具体的に説明することも大切です。


発達障害の子の中には、「着替えてね」だけでは、着替えられない子がいます。

着替えって何??



こういう子には、「着替え」の順序を具体的に説明することが大切です。


大人が着替えの順序を、言葉で伝えられることが、必要になってきます。

・服を出す

・ズボンを脱ぐ

・ズボンを履く

・上の服を脱ぐ

・上の服を着る

・脱いだ服を畳む(洗濯機に入れる)



大人は、「着替え」という言葉から、上記全ての行為をイメージできます。


しかし、発達障害の子の中には、「着替え」の言葉だけでは理解できない子もいます。


具体的に説明して、できるようになったら、「着替え」という言葉と行為を繋げてあげられるといいですね。


視覚的にわかるようにする


発達障害の子の中には、聴覚の情報だけでは指示を理解できない子がいます。


そういう子には、イラストなどを使って「目で見てわかる指示」を出してあげるといいですよ。
※「視覚支援」と言います。

・スケジュール

・ルール説明

・気持ちを伝える

・活動の準備



様々な場面で視覚支援は活用できます。


しかし、発達障害全ての子に視覚支援が有効なわけではありません。


「子ども理解」をしっかり行って、目の前の子に視覚支援が必要なのか、必要ないのかを見極めていきましょう。


得意なことを伸ばす


発達障害の子どもと接していると、どうしても「できないこと」「苦手なこと」に目を向けてしまいがちです。


しかし、大切なことは、得意なことに目を向けて、できたことを褒めて伸ばしていくことです。


どんな子にも、「得意なこと」はあります。

びっくりする姿を見せてくれることも多いです。



ぜひ、得意なことを大切にして、褒めて自己肯定感を高められる関わりをしていきましょう。


約束は守る


子どもと決めた約束は、必ず守ることが大切です。


「お皿洗い終わったら、一緒に遊ぼうね」と決めたら、必ず約束を守って、一緒に遊ぶ時間を作ります。

子どもにばかり「約束守りなさい」って言ってませんか?
まずは、大人が約束を守ることが重要です。



また、「今日は、スーパーでお菓子は買わないよ」このような約束も必ず守ることが大切です。


約束をしたとしても、子どもはお菓子を見て、「これ買って!!」と大きな声で泣くことありますよね。

ここで、大人がブレてはいけません!



どんなに大暴れしたとしても、大人は毅然とした態度で子どもに関わりましょう。


大人が、しっかりとした態度を見せることによって、

泣いたって、大きな声出したって
約束は守らなければいけないんだ…



と学ぶことができます。


子どもが泣いている時に、大人がブレないようにするには、かなりの体力を必要とします。


しかし、大人がいつも同じ姿を見せることは、子どもの混乱を減らすことに繋がっていきます。

りさ
りさ

めちゃくちゃ大変ですが、
頑張りましょう!






発達障害の子どもへの接し方で間違いやすいこと


発達障害の子どもに関わるときは、「子どもに合わせた必要な援助」をしないと、いけません。


子どもを理解できないまま関わってしまうと、間違った接し方になってしまうので、注意が必要です。


間違いやすい関わり方を、いくつか紹介します。

強く指導する


発達障害の子に、強く指導したり、厳しくしたりすることは、何の意味もありません。


ひたすら怒り続けたとしても、子どもの中に残るのは、「恐怖」だけです。

・何に関して言われているのか?

・自分の何を直せばいいのか?



子どもは、話の本質を全く理解できていません。


また、厳しい指導は、子どもの「現実逃避」を誘発させ、優しく注意する時も話を聞いてもらえなくなってしまいます。


罰を与える


「○○しないと、遊べないからね」など、罰を与えることも意味がありません。


子どもは、罰を回避するために、大人が求める行動をとるかもしれませんが、本来伝えたいことは何も伝わっていません。


また、行動パターンも「罰を回避するため」になってしまい、常に恐怖を感じながら生活するようになってしまう可能性があります。


できないことを指摘する


発達障害の子は、障害の特徴によって苦手なことが、他の子どもより目立つかもしれません。


しかし、できないことばかり指摘されることは、子どもの自己肯定感・自信を下げることになります。


特に、知的に遅れのない発達障害の子は、「自分のできてないこと」を自覚しています。

・なんで自分はできないんだろう

・どうして友だちと同じようにできないの?



誰かに指摘されなくても、自分の苦手に気がついているので、それだけで自信がなくなります。


大人がやらなければいけないことは、できないことを指摘するのではなく、「できるように援助すること」です。


目を見て話を聞かせようとする


「目を見て話しを聞きなさい!」って言ってませんか?



発達障害の子の中には、もともと人の目を見て話を聞くことが苦手な子がいます。


また、じっと目を見続けることが苦手な子もいます。


叱られている時に、目を見ることを強要されると、精神的負担を耐えられず、現実逃避してしまう子もいます。

りさ
りさ

大人だって怒られている時に
怒っている人の目を見るって
かなり大変ですよね?



「目を見て話を聞けるようになってほしい」と思うなら、遊びの中で目が合うように関わったり、目を見て表情を共有する喜びを感じられることを大事にしましょう。


周りと同じようにさせようとする


周りと同じことを同じようにやらせることは、発達障害の子にとって大きな負担になります。


一番いけないことは、同じようにやらせて、できないことを責めることです。

「先生、ちゃんとお話したよね?なんでできないの?話聞いてなかったからできないんだよ!周りのお友だちはみんなできてるよ!」



なんて言われたら、子どもの気持ちはどうなるでしょうか…?

やっぱり僕ってできないんだ…



大人からすると、少しでも周りと同じようにできるようになってほしい、と思うのかもしれません。


しかし、何の援助もなしに全て同じにさせることは、子どもにとって大きな負担になります。


他の子と隔離する


逆に、周りの子と全ての活動を別にすることも違います。


発達障害の子の中には、お友だちに暴言を言ってしまう子、手が出てしまう子、パニックになってしまう子、などがいます。


時には、お友だちを怪我させてしまったり、迷惑をかけたりするかもしれません。


しかし、全く別の空間で生活するのは、子どもの権利を尊重していませんよね。

子ども同士が、お友だちを尊重し合える環境づくり



大人が、子ども一人ひとりを「一人の人間」として、関わっていれば自然と尊重し合う集団になっていくはずです。


発達障害の子どもへの接し方を学べる本


発達障害の子どもへの接し方を学べる本は、この記事で詳しい紹介しています。



記事では、以下の本を紹介しています。



どの本がいいのかな?と思う方は、ぜひ記事を読みながら選んでみてくださいね。


発達障害の子どもへの接し方は保育士にも学んでほしい


ここまで、発達障害の子どもへの接し方について紹介してきました。

保育学生
 

これって、
発達障害以外の子どもと関わる時も大事じゃない?



そうなんです。


発達障害の子どもへの接し方を学ぶことは、全ての子どもと関わるときに生かせます。


特に保育士さんは、間違いなく役に立ちます。


発達障害の子どもへの関わり方を知ることて、子どもを「〇歳児」ではなく、「一人の人間」として見れるようになっていきます。

・その子を理解する

・遊びの中で関係を築く

・感情を共有する

・繰り返し関わる 

・説明は簡潔に

・具体的に説明する

・視覚的にわかるようにする

・得意なことを伸ばす

・約束は守る



今回紹介した9つは、意識すれば誰でもできることです。


しかし、無意識で全てをやろうとするのは、難しいかもしれません。


この記事を読んだあなたは、ぜひ意識しながら子どもと関わってみてくださいね。


ということで、今回は終わりにします。

▼発達障害の子どもへの関わり方で悩んでいる方

りさの公式LINE



友だち登録してくれたら、個別でお話できます

▼発達障害に関するおすすめ記事はこちらから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました