子どもの自我にこうやって対応しました!元保育士の3つのエピソード

保育学生
 

子どもの自我が成長してきて、どう関わればいいかわからなくなってきた

ともだち
 

保育士はどうやって子どもの自我に向き合っているの?



という方いませんか?


フリーランス保育士のRisaです。
(この記事からフリーランス保育士と名乗ることにしました!)


子どもの自我の成長は、嬉しい反面、対応が難しいことも増えてきます。


子育てをしているママやパパだけでなく、保育士も日々悩みながら子どもの自我に向き合っているはずです。


今回は、「子どもの自我にまつわるエピソード」を紹介していきます。


◇記事の内容◇

・自我の対応のポイント

・園庭から室内に入りたくない子の話①

・園庭から室内に入りたくない子の話②

・給食いらない子の話③



子どもの自我にこうやって対応しました


保育士は、日々「子どもの自我」に向き合いながら仕事をしています。


特に、1歳児クラス後半から2歳児クラスでは、毎日のように自我の成長に関係する保育士と子どものやり取りが展開されています。


子どもの自我との向き合い方のポイントは、下記の記事にまとめてあるので、参考にしてください。



上記記事では、一般的に言われている「子どもの自我への関わり方」について紹介しました。


この記事では、私個人がどのように子どもの自我に向き合っていたのかを紹介していきます。

保育や子どもに対する考え方はたくさんあります。
紹介するエピソードが正解というわけではなく、あくまでも参考で読んでみてくださいね。



子どもの「自我(主張)」に対して、特に私が意識していたのは、

・子どもの主張を受け入れる

・私が伝えたいことはしっかり伝える



この2点です。


子どもの言いたいことは、もちろん受け入れますが、ただ受け入れるだけでなく、私が伝えたいことも伝えるようにしていました。


子どもの言い分を聞いたうえで、自分が間違っていた部分、勘違いしていた部分に関しては、子ども相手でもしっかり謝り、「大人と子ども」という関係ではなく、「人間同士」という関係を意識していました。


では、具体的なエピソードを見ていきましょう。


今回は、保育園だったらあるあるかなという3つの場面を紹介します。

①園庭から部屋に入らないpart.1

②園庭から部屋に入らないpart.2

③給食いらない



自我の対応「園庭から室内に入らない①」


園庭で遊んでいる時、そろそろ部屋に入ろうかなと思って、

りさ
りさ

お部屋に入ろうか!



と声をかけると、

まだ遊びたい!!



という場面ありますよね。


私も何度もそういう経験をしました。(というか、1歳児クラス、2歳児クラスの時は毎日だった気が…(笑))


今回紹介するエピソードは、2歳児クラス担任だった時のエピソードです。


いつもと同じような時間で、「そろそろお部屋入る?」と伝えると、毎日恒例の「まだ遊びたい!」という子どもたち。


遊びの流れを見ていましたが、まだまだ遊びの途中だなとは思っていました。


まだ遊んでてもOK


今後の活動(着替え、排泄、食事)などを考えても、まだまだ時間に余裕があり、幼児組は散歩に出かけていて、園庭を使うことができたので、

りさ
りさ

わかった!
お部屋入りたくなったらお部屋入ってね。



と言葉をかけて、園庭遊びを継続してOKにしました。


もちろん、室内に入りたい子もいたので、保育士間で協力して、室内に入る保育士と園庭に残る保育士に分かれて、子どもの遊びを見ていました。


遊びに満足した子から室内に入っていく


園庭での遊びを継続していた子どもたちは、自分の遊びを目一杯楽しんでいます。


自分の遊びが満足すると、

先生!お部屋入る!



と言って、片付ける子もいます。

私は、「自分で決めて室内に入る」ということをとても大切にしていました。



保育士に言われたから、室内に入るのではなく、自分のやっていること(遊び)の状況を見て、室内に入るか、園庭でもっと遊びを継続させるかを決めることができるようになってほしいと思っていました。


特に1歳~2歳までの時期は、「満足するまで遊ぶ」という経験が大切だと考え、時間と職員配置に余裕があるときは、「〇時になったら室内に入る」と決めるのではなく、子どもが満足いくまで、できる限りの時間を園庭で遊べるようにしていました。


そろそろ時間かな~という時は?


ほとんどの場合、「お部屋に入ろうか」と一度声をかけると、子どもたちは自分の遊びに満足がいった時点で、室内に戻ってきます。


あえて、もう一度「お部屋に入る?」と言葉をかけなくても、室内にみんな戻ってきます。


しかし、遊びが発展してくると、「そろそろ時間が…」という日もありました。


そういう日は、

りさ
りさ

そろそろ先生もお部屋に入らないと、
ご飯の準備ができないんだ



と言葉を子どもにかけていました。すると、子どもたちは、

えーもっと遊びたい!



と言ってくるので、

りさ
りさ

今すぐじゃなくて大丈夫。
お部屋に入る時間になったら声かけるから、
そしたら片付けてほしいな



こんな感じで話していました。


今すぐではないことを伝えることで、子どもたちの中で見通しが生まれ、遊びを終わりに向かわせることもできるかなと思って、言葉をかけていました。

りさ
りさ

そろそろお部屋に入らないといけないから、
お片付けお願いしていい?



と時間になった時点で言葉をかけると、子どもたちは、「しょうがないな…。」という顔で、片づけをしてくれます。

りさ
りさ

ありがとう!
また明日遊べるようにするね。



子どもたちが、私の話を聞いてくれた時は、すぐに「ありがとう」と伝えるようにしていました。


あくまでも対等の立場で関わりたかったので、「ありがとう」という言葉は欠かせませんでした。


これが、1つ目のエピソードです。


みんな一緒じゃなくていい


保育園生活をしていると、どうしてもみんな一緒に園庭に出て、みんな一緒にお部屋に入るというシチュエーションが多いと思います。


しかし、「みんな一緒」じゃなくてもいいはずです。


子ども一人ひとりにやりたいことがあって、そのやりたいことをできるように、配慮してあげることが、大切だと思いながら保育していました。


もちろん、そのためには、

担任間の協力



がとっても重要です。


担任が同じ方向を向いて保育していないと、この関わり方はすることができません。


クラス内で、どんな子に育ってほしいのかを考えを合わせて、いくことが大切になってきます。


わがままを認めているんじゃないの?


このエピソードを読んで、

保育学生
 

子どものわがままを認めているんじゃないの?



と感じる人もいるかもしれません。


しかし、私の中ではこれはわがままではありません。


自我が成長してきた子どもの意見(主張)を最大に認める、ことに繋がっていると考えています。


保育士(大人)の話を聞いてくれるためには、子どもの主張も保育士(大人)が認めてあげなければいけません。


一方的に、「今は部屋に入る時間なんだから、遊びの途中でもやめなさい!」なんて言っていたら、子どもは保育士の話には耳を傾けてくれません。

ただ、大人の指示で動く「指示待ち」な子どもになってしまいます。



今回のエピソードは、保育士の配置、時間、その時の状況にも余裕があり、子どもの「やりたい」を尊重してあげることができる状況だったので、満足がいくまで園庭で遊べるような環境を整えました。

子どもの「やりたい」を認めることも自我の関わり方で大切だと考えています。



自我の対応「園庭から室内に入らない②」


じゃあ、園庭からすぐに室内に入らなければいけない時は、どうするの?


と思う人もいると思うので、エピソード2つ目です。


同じ2歳児クラスの、「園庭から室内に入りたくない」という場面ですが、今回は、どうしても部屋に入らなければいけない時の話です。


とにかく状況を子どもに伝える


どうしても部屋に入らなければいけない時ってあります。


別の先生が有給で休みで、パートの先生に入ってもらっている時や、役職者のヘルプをえられない時です。


そんな時は、状況を子どもに伝えて、協力してもらうようにしてました。

りさ
りさ

今日、○○先生休みでしょ?
だから、先生もお部屋に
入らなきゃいけないから、
片づけしてくれる?



こんな風に、年齢や発達に合わせて、状況を説明します。すると子どもたちは、

○○先生休みなの?



こんな風に確認の言葉を私に話してくれます。

りさ
りさ

そうなの。
だから、先生、お部屋もお外も
どっちもは見れないから、
今日はみんなお部屋に
入ってほしいんだ。



子どもにもう一度説明すると、

わかった!



そう言って、子どもたちは協力して、お部屋に入るために園庭で遊んでいたものを片付けてくれます。


片付けながら、子どもたちに「ありがとうね。また○○先生来たら、お外でいっぱい遊ぼうね」と言葉をかけていくようにしてました。

保育学生
 

そんな簡単にいかないでしょ!



そう思う方もいるかもしれません。


私も、子どもたちのこの協力してくれる姿には、いつも感動していたのですが、なぜこんなに協力してくれるのか、考えてみました。


普段の関わりが活きてきている


私のクラスの日常は、エピソード①のように、子どもの@「やりたい」を最大限に認めていました。


この「やりたい」を認めていたからこそ、子どもたちは大切な場面で協力してくれたのかな?と考えていました。


多分、子どもたちの心の中では「もっと遊びたかったな…」という気持ちでいっぱいだと思います。


その一方で、「いつも遊ばせてくれるから今日は先生に協力しようかな」と、どこかで考えてくれているのかもしれません。


子どもたちの本意は、わかりませんが、普段の関わりは、このような場面に活きてくると考えています。


理由を理解したからこそ動ける


このように、普段と違う状況や子どものやりたいことをやらせてあげられない時は、「状況」を丁寧に説明するようにしていました。


丁寧に説明することで、子どもたちの中で、「なんで部屋に入るの?」という疑問を解決することができ、納得したうえで、行動することができたのかもしれません。


中には、「なんで?」という子もいましたが、

りさ先生一人だからだよ。



と子ども同士で伝え合ってくれたので、余計に納得しやすかったのかもしれません。


自我の対応は折り合いをお互いにつける


自我が発達してきた子には、もちろん最大限にやりたいことを認めてあげることも大切です。


しかし、その中で全て自分の思い通りにはならないという経験も必要になってきます。

保育士:子どものやりたことを認める

子ども:状況に応じてやりたことができないことがあることを知る



こういう経験をたくさんすることによって、自己主張すること、時には折り合いをつけることが、さらにできるようになるのではないかと考えています。


自我の対応「給食いらない」


3つ目のエピソードは、3歳児クラスの「給食いらない」というエピソードです。


私のクラス(3歳児)では、食事は食べたい子から食べることができるようにしていました。

子ども自身が遊びに区切りをつけられるように、そして食事の見通しを持って片づけなどを自主的にできるように、という目的です。



食べたい子から食べるとは言っても、食事の時間は限られています。


そろそろ給食の時間も終わりに近づいていましたが、男の子3人はまだ積み木で遊んでいます。

りさ
りさ

大きいの作ったね!
ご飯どうする?



と聞くと、まだまだ遊びたりない3人は、

えー食べない



と答えてくれました。


しかし、本当に食事を食べたくないからではなく、遊びに夢中になっているから「食べない」と言っているのがわかったので、

りさ
りさ

そっかー
それならご飯片付けてもいい?



ちょっとちょっと意地悪だったかもしれませんが、こんな風に話してみました。

え!だめ!!



3人は一気に否定してきました。(「食べる?」と聞くと、いらないというのに、「片づけていい?」って聞くとダメって言うって子どもって面白いですよね)


生活全体に見通しを持てるように


「ダメ」と言った子どもたちを見て、私は「今だ!」と思って話をしてみました。

りさ
りさ

ご飯は食べる?

食べる

りさ
りさ

すごくかっこよくて大きいの作ったね。
この積み木で作ったやつどうしようか…?

片付ける

りさ
りさ

わかった!

もっと遊びたい気持ちはわかるけど、
ご飯はいつまでも置いておけないんだ。
今度は、ご飯の方も見ながら遊んで
くれると嬉しいな。



こんな会話をしました。


この3人は、新入園児もいて生活全体に見通しを持てていなかったので、見通しを持てるような関わり(次に繋がるような関わり)を意識してみました。


このあと、3人は片付けを自分たちでして、お昼ご飯をおいしそうに食べていましたね。


やりたいことは尊重するけど…


本当は、作った積み木を部屋のどこかに置いておきたいと思うのですが、午睡の関係上、片付けなければいけません。


また、子どもの「遊びたい」「もっとやりたい」という気持ちを、最大限に尊重したいですが、食事の時間は限られています。


お家なら、「これ作ったら食べる」「玩具はそのままにして、ご飯食べたらまた遊ぶ」なんてこともできるのかもしれません。(それを認めるか認めないかは、家庭次第です)


しかし、保育園の集団生活の中では、限界があります。

・子どものやりたい気持ち

・集団生活のルール



この中で、子どもが折り合いをつけることができるようになってほしいと考えていました。


答えは大人が提示しなくてもいい


また、このやり取りを見てもらえればわかりますが、保育士(私)は、「片づけて食事を食べてほしい」という思いを持ちながらも、それを言葉にはしていません。


あくまでも、「子どもが自分で気づく」「子どもが自分で決める」ことができるように関わってました。

・大人が一方的に、「もうご飯なんだから片付けなさい」

・子どもが「片づける」と決めて片付ける



上記2つは、感じ方や受け取り方が違うはずです。


たった3歳児と思うかもしれませんが、十分に考えることはできます。


子どもの思考力も最大限に生かしながら、自我(自己主張)と集団生活のルールの中で、折り合いをつけることができるといいなと考えていました。


子どもの自我に対応するのは日々悩む


ということで、今回は、3つのエピソードを紹介してきました。


子どもの「自我」に向き合い、対応していくのは、本当に難しいなと感じています。


今回紹介してきたエピソードも、子どもが変われば対応が変わりますし、改善点もたくさんあるはずです。


もちろん、正解はないですし、誰にもそれはわかりません。しかし、

子どもと真正面から向き合う



これを忘れなければ、子どもの「自我」に向き合うことができるはずですし、子どもにとって必要な関わりをすることができるはずです。


保育士は「悩み」の連続だと思いますが、日々、目の前の子どもたちにとって、何が必要なのか、何を大切にしていきたいのかを考えていけたらいいですね。



ということで、今回は終わりにします。


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