幼児の言葉の発達を学ぼう!3歳~5歳までをわかりやすく紹介

保育学生
 

幼児の言葉はどうやって発達するの?

ともだち
 

幼児の言葉の発達を
「遊び」の場面から知りたいんだけど、
どこに注目したらいい?



という方いませんか?


元保育士のRisa です。


乳児の言葉の発達のことは勉強しても、幼児の言葉の発達について、しっかり勉強する機会ってあまりないと思いませんか?


今回は、「幼児の言葉の発達」について紹介していきます。

◇記事の内容◇

・幼児の言葉の発達に必要なこと

・年齢別の言葉の発達

・遊びの場面から見る言葉の発達



ぜひ、幼児の担任になった保育士さんは、チェックしてみてください。


幼児の言葉の発達を学ぼう


乳児期に比べて、取り上げることが少ない「幼児の言葉の発達」。


しかし、幼児期の言葉の発達について、保育士は知っておく必要があります。


幼児の言葉の発達段階を知れば保育に生かせる


幼児になると、保育園の中でも言葉を使う機会が多くなります。

子どもと保育士のコミュニケーションも「言葉」を通して、やり取りされることが増えていきますよね。



言葉のやり取りが増えるからこそ、言葉の発達について知る必要があると思いませんか?


3歳児と5歳児では、語彙数も理解できる言葉の数も違うはずです。

・発達に合う言葉がけ
 ▶子どもの活動が充実する

・発達に合わない言葉がけ
 ▶子どもは理解できない
 ▶保育士も困る



幼児の言葉の発達を学ぶことは、間違いなく「保育」の場に生きてくるはずです。


幼児期は言葉だけが発達しない


乳児期も同じことが言えますが、特に幼児は「言葉だけ」が発達するということは、ありません。

・認知

・運動

・自我

・社会性



様々な発達が、「言葉の発達」に影響していきます。

・社会性が発達し、お友だちとのやり取りが増える
 ▶やり取りに必要な言葉を学ぶ

・時間に関する認知の発達
 ▶時間に関する言葉が増える



上記のように、様々な発達が複雑に組み合わさって、言葉も発達していきます。

☆ポイント☆

幼児期の言葉の発達を促すには
様々な経験が必要



つまり、言葉だけでなく、広い視野で子どもを見ていくことが必要になってきます。


幼児期「言葉の発達」目安(各年齢別)


それでは、「幼児の言葉の発達」を見ていきましょう。


今回参考にした書籍は、こちら。



この1冊持っておけば、「0歳~5歳」までの子どもの発達はほとんど学ぶことができるので、保育士さんは1冊持っておくと、役に立ちますよ。


3歳~4歳前半


3歳ころから、「対話」を通した会話が多くなっていきます。


お友だちや保育士、保護者とたくさん「対話」しながら、「社会性」も学んでいます。


3歳~4歳前半までの言葉の発達をまとめると、こんな感じです。

・理由を話せるようになる
 ▶言い訳できるようになる

・汚い言葉を使って面白がる

・自分のことを「ぼく」「私」「自分」と表現する

・「あとで」の概念がわかり、会話の中でも使えるようになる

・相手のことを「あんた」「お前」「○○さん」と言うようになる
(大人や年上の子の真似)

・時間の感覚がわかるようになり、会話の中でも使い始める



上記のような特徴があります。


イラストで簡単にまとめるとこんな感じです。

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3歳児クラスと担任していると感じますが、日を追うごとに「子ども同士のやり取り」が多くなっていきます。


会話の内容もどんどん複雑になっていき、お友だちと言葉のやり取りを楽しんでいる様子が見られますよね。


汚い言葉への対応


この時期になってくると「うんち」「ちんちん」など、汚い言葉を楽しんで使うようになってきますよね。

保育学生
 

どうやって対応したらいいかわからない…



そんな保育士さんも多いと思います。


色々な対応の仕方があると思いますが、

〇「ダメ」と禁止をせずに、正しい言い回しができるように促す



ということを大切にしてみるといいですよ。


この頃の子どもにとっては、汚い言葉は必ずしも、「汚い言葉」として使っているわけではありません。

☆ポイント☆

「うんち」は自分の身体の中から
出てくるので、子どもは愛着を
もちやすい



大人にとっては、汚い言葉としてとらえている言葉も、子どもにとっては違うかもしれません。

りさ
りさ

ただし、大人が面白がっていたら、
子どもは「この言葉を使うと笑ってくれるんだ!」
と勘違いしてしまうかも。



対応はかなり難しいですが、

この言葉を使うと、恥ずかしいんだ…



と気づくことができたら、連呼することはなくなるはずです。


とは言っても、大人も下ネタで盛り上がるところを見ると、人間の本能的な行為なのかな…とも思ってしまいます。


4歳後半~5歳


4歳後半になってくると、「記憶力」が成長し、会話にもそれを感じることができる内容が多くなっていきます。


4歳後半~5歳くらいの言葉の発達をまとめます。

・記憶に関する言葉が増える
(去年の誕生日)

・わざと乱暴なことを言ったりする

・「だって~」と自分の理由を主張できる

・接続語を使って1日の出来事を話すことができる

・あいまいな表現(まあまあ、そこそこ、まずまず)がわかるようになる



これもイラストでまとめます。

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あいまいな表現を理解することができるようになると、他者の微妙な感情表現の変化(顔色、声色)を感じ取って、気持ちをキャッチすることに繋がっていきます。


乱暴な言葉は相手を傷つけてしまう言葉も含まれるので、保育士は厳しく対応していくことが必要です。


しかし、「乱暴な言葉をわざと使う」ということは、子どもにとって自制心を働かせる範囲を広げて、自制心を発揮することにも繋がります。


厳しく対応しながらも、子どもの成長段階の1つと捉えることも大切かもしれません。


5歳~5歳半


5歳になってくると、幼児言葉が減ってきて、「話し言葉」になっていきます。


言葉での表現の幅も広がっていきます。

・語彙数2000字
(名詞60%、動詞15%)

・助詞が使えるようになる

・対比の感情表現ができる
(嬉しいー悲しい、楽しいーつまらない)

・生活で感じた感情を言葉で表現できる

・選択した理由を説明することができる

・筋道のある物語を読んでもらうことを好む

・テレビ、動画で見て覚えた言葉を身につける



3歳のころの言葉の発達とは、書いてある内容も難しくなってきました。


わかりやすく図でまとめましょう。

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これだけのことができるようになってきているということを踏まえた上で、保育士は言葉を話したり、活動内容を決めたりしていくことが大切です。


5歳半~


5歳半以降の発達をまとめていきます。

・語彙数3000語

・内緒話を楽しむ

・基本文法が完成する

・流暢に話すようになる

・悪気なく汚い言葉を使ったりする

・自作の絵本を使って言葉を使って演じる

・子ども同士の会話は基本的に理解できる

・読む・書く・計算することに興味が出てくる

・経験したことや想像したことを1つにまとめてストーリーを作れる



上記のような特徴が見られます。


この時期も「汚い言葉」に関しては、悪気はないんですね。

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5歳後半になると、「話し言葉」に加えて「書き言葉」にも興味がどんどん出てきます。


年長さんからお手紙をもらったという保育士さんも多いのではないでしょうか?



ここまで、各年齢別の特徴を紹介してきましたが、あくまでも発達は目安です。

りさ
りさ

3歳児クラス担任の時に
すでに内緒話をしている
子どもたちがいました。



目安であることを理解しながらも、各年齢の特徴は頭の中に入れておきたいですよね。


幼児の遊びから見る言葉の発達


ここからは、「遊び」を通して、言葉の発達を見ていきましょう。


遊びを見ると、子どもの言葉の発達がわかります。

☆ポイント☆

保育士は遊びの中の子どもの会話
をよく聞くことが大切



遊びは、子ども一人ひとりによって違い、クラスの雰囲気によっても変わってきますが、各年齢こんな遊びが見られて、言葉の発達を見ることができるよ!ということを紹介していきます。


3歳児クラスの遊びから見る言葉の発達


3歳児クラスの遊びでは、こんな言葉のやり取りが見られます。

・同年齢同士のケンカが絶えない

・遊びのイメージを共有しようとする

・言い訳することができるようになる

・貸し、借り、順番、交代ができるようになる

・ルールのある遊びを子ども同士でできるようになる



この時期の子どもたちは、遊びの中でもたくさんケンカしてますよね。


自分の思いを言葉でうまく表現できない、相手の気持ちを理解することが難しい、様々な要因が重なってケンカに発展することが多いです。

☆ポイント☆

ケンカが起きた時こそ、
保育士の関わり方が重要です



保育士がしっかり関わることで、ケンカが起きても言葉で自分の思いを伝えることができるようになり、相手の思いにも気づくことができます。


また、「問題解決能力」を伸ばすことにもなります。

▼ケンカの対応に関してこちらの記事で詳しく紹介しています。



3歳児クラスの特徴をもう一つピックアップすると、乳児の時は「貸しー借り」だけだったやり取りが、「順番や交代」が子ども同士でできるようになっていきます。


「今使ってるからあとでならいいよ」
「終わったからいいよ」


というやり取りができるようになってきます。

りさ
りさ

保育士は、子どものコミュニケーションの力を
伸ばすことができるように、
援助していきたいですよね。



4歳児クラスの遊びから見る言葉の発達


4歳児クラスになると、「お友だちと協力する」が増えていきます。

お友だちと協力するには、言葉のやり取りが欠かせません。



4歳児クラスの遊びから言葉の発達をみていくと、こんな感じです。

・紙芝居や絵本を使って演じることができる

・昨日、今日、明日の概念を使いながら遊ぶ

・ままごとでは、役を話し合って決めてから遊ぶ

・友だちと目的を持って、工夫しながら構造遊びをする

・ルールがある遊びを役交代しながら遊ぶことができる

・言葉だけでなく、相手の表情を見て相手の気持ちを考えて発言する



上記のような特徴が見れると思います。


どんな遊びがしたいか、お友だちと話し合うためには、言葉が必要です。


たくさんの場面を経験する中で、必要な言葉を身につけ、社会性、コミュニケーション能力を身につけることによって、お友だちと協力しながら遊ぶことができます。

りさ
りさ

この時期の子どもの遊びを見ていると
「遊びを作り上げる」
そんな姿がたくさん見られますよね。



5歳児の遊びから見る言葉の発達


5歳児の遊びは、さらに複雑になっていきます。


お友だちと協力することはもちろん、遊びをさらに充実させるための「話し合い」が活発に行われるようになります宇。

・手紙交換を楽しむ

・あらかじめ作るものを話し合ってから作る

・子ども同士でイメージを深め合いながら劇遊びを楽しむ

・ままごとは、家庭内の訳の演じ方についてお友だちと話し合う
 ▶役割を分担し、役を交代しながら遊ぶ



上記のような遊びが見られます。


「話し合う」ということは、言葉にするのは簡単ですが、難しいことだと思いませんか?

保育士同士の話し合いでもうまくいかないことがありますよね…。



しかし、5歳児クラスの子どもたちは、1日の中で何度も話し合い、より楽しく遊ぶためにはどうしたらいいかをお友だちと考えます。


こういった経験が、言葉の発達に繋がっています。


また、5歳児クラスになると、遊びの中に「書き言葉」が入ってくることも特徴です。


文字を書くことによって、遊びの幅がさらに広がっていきますよね。



こうやって見ていくと、3歳、4歳、5歳と子どもたちは、どんどん成長していくことを感じることができます。


幼児の言葉の発達は見れば見るほどおもしろい


ここまで、幼児の言葉の発達についてみてきました。


3歳から5歳まで驚くスピードで子どもは、成長していることに気づくことができたのではないでしょうか?


保育士は、常にクラスの子どもたちがどの発達段階にいるのか考えながら保育していきたいですね。

☆ポイント☆

発達に合わない言葉は
子どもの成長のきっかけを
失うこともある



3歳児に難しすぎる言葉をかけても子どもは理解することはできませんし、5歳児に3歳児に話す話し方をしても成長には繋がりません。


子どもの会話っておもしろい


子どもの会話って聞けば聞くほどおもしろいですよね。


ケンカ1つにしても、自分の思いをお友だちに伝えようとする姿を見ていると、子どもの成長を感じることができます。


この前まで「ダメ!」しか言えなかった子が、「今は使ってるからダメ。でもこっちはいいよ」と話す姿を見ると、感動で胸がいっぱいです。


遊びの中でも、「こうやったらいいんじゃない?」「これとこれをくっつけてさ」など、話し合う姿は、いつまでも見ていたいと思ってしまいます。


幼児クラスになると、子どもの人数が増えて、全ての子どものやり取りを見ることは難しくなるかもしれませんが、子どもの会話に注目しながら遊びを見ていくと、新しい発見をすることができるかもしれません。


子どもの成長を楽しみながら、保育を楽しんでいきましょう!



ということで、今回は終わりにします。


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