保育園の午睡の明るさどのくらいがいい?快適な入眠を促す環境

保育学生
 

午睡ってどれくらいの明るさがいいのかな?

ともだち
 

保育園の午睡に適した環境ってどんな環境?



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


あなたが勤務する保育園の午睡の環境はどんな感じですか?


マニュアルがある保育園もあるかもしれませんし、全くない保育園もあるはずです。


今回は、「保育園の午睡」について紹介していきます。

◇記事の内容◇

・午睡に適した明るさ

・午睡に適した環境

・午睡の援助について



▼今回参考にした本はこちらです。




ぜひ、保育の参考にしてくださいね。


保育園の午睡の明るさどのくらいがいい?


まず、冒頭の質問に答えていきましょう。


午睡の時の部屋の明るさは、「子どもの顔色が見える明るさ」がいいと言われています。


真っ暗にしてしまうと、午睡チェック時に顔色や呼吸を確認することが難しいです。


(午睡に適した環境は、後に詳しく紹介していきます)


保育園の午睡は何のためにあるの?


午睡に適した環境や関わり方を紹介する前に、「保育園の午睡」について考えていきましょう。

保育園の午睡は何のためにあると思いますか?



保育所保育指針にも午睡について、記載されています。


「2 養護に関する基本的事項」の「イ情緒の安定」「(イ) 内容」には、下記のように記載されていました。

④ 一人一人の子どもの生活のリズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。

保育所保育指針



ここに書かれている「休息」は、午睡のことを指しているはずです。


また、「3 保育の計画及び評価」の「(2) 指導計画の作成」には、午睡という言葉を使って、記載されています。

オ 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。

保育所保育指針



つまり、保育園の午睡は、「子どもの生活の1部」であり、「休息」の場であるといえます。


また、ただ「午睡の時間」を設けるのではなく、

・午睡の環境

・個々の発達

・子どもの在園時間



上記を配慮しながら、行うことが必要です。


夜の睡眠時間だけでは足りない


保育園の生活に「午睡」の時間がある理由として、子どもの発達に必要な睡眠時間が、夜だけでは確保できないということがあります。

・0歳:長時間寝ることができない

・1歳以降:夜だけの睡眠時間では足りない



上記のように、子どもとって必要な睡眠時間は、午睡をすることによって、十分に確保することができます。

▼子どもに必要な睡眠時間が知りたい方はこちら。



幼児になってくると、午睡が必要ない子が出てきますが、中には朝から登園して、夜は22時や23時に寝ている子もいます。

こういう子も午睡しないというのは、違うのではないでしょうか?



年齢関わらず、子どもに必要な休息の時間を作ることができるようにしたいものです。


ここまで、「保育園の午睡」の本質について紹介していきました。


保育園の午睡に適した環境


ここからは、保育園の午睡に適した環境について紹介していきます。


ポイントは3つです。

・顔色が見える明るさ

・通気性がよい寝具

・毎日同じ場所で寝る



自分が勤務する保育園の環境と照らし合わせながら、確認してみてください。


顔色が見える明るさ


冒頭でもお伝えしましたが、午睡中の部屋の暗さは「顔色がチェックできるか」がポイントです。


全てのカーテンを閉める必要はありません。


薄手のレースカーテンを利用したり、ブラインドで部屋に入る光を調整したりしながら、子どもの顔が見える明るさにしましょう。

・子どもの顔色が見えること

・どんな風に寝ているか見えること



これらは、午睡中の事故防止にも繋がるので、ぜひ意識してみてください。


通気性がよい寝具


通気性がよい寝具を使うことは、

・快適に寝ることができる

・事故防止になる



このようなことに繋がります。


最近では、「コット」を利用する保育園も増えてきていますが、コットも通気性がよい寝具です。


コットは、寝返りがしにくく、うつぶせ寝を回避してくれるというメリットもあります。


ただし、コットは怪我に繋がる場合もあるので、気をつけて扱いたいです。

・ジャンプをして転倒

・つまづいて転倒

・コット同士が重なってて怪我する



上記のような事故も起こりやすいので、気をつけていきましょう。


毎日同じ場所で寝る


午睡の環境として、毎日同じ場所で寝るということも大切です。

保育学生
 

え、どこで寝ても同じでしょ!



中には、このように思っている人もいるかもしれませんが、毎日同じ場所で寝るということは子どもにとって、大切です。


毎日同じ場所で寝ることは、何より子どもの安心に繋がります。

考えてみてください。
部活の合宿で1週間、毎日違う部屋、隣で寝る人が変わる状況。
これでは、落ち着かないと思いませんか?



子どもも一緒です。


毎日、適当に決められた場所で寝ることは、子どもにとって落ち着かず、安心して寝ることができません。


0歳児や1歳児でベビーベッドを利用している保育園だったら、人数分のベビーベッドがあることが望ましいです。


保育園の午睡での援助のポイント


ここからは、保育園の午睡での保育士の援助のポイントについて紹介してきます。


午睡の援助をしている時、下記のようなこと思ったことありませんか?

・早く寝てほしいな

・寝かせなきゃ

・午睡中にやらなきゃいけない仕事たくさんあるな



多くの保育士が一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

りさ
りさ

正直に言います。
私はあります。



しかし、これではいけないんですよね。


午睡の援助のポイントについて、紹介していくので、ぜひ保育に生かしてみてください。


うつ伏せで寝ない


これは当たり前ですね。


午睡中の死亡事故の多くが、うつぶせ寝が原因で起きます。


必ず、あおむけで寝るようにします。


家庭でもうつぶせ寝で寝ている子は、なかなかあおむけで寝ることができません。

保護者にも、うつぶせ寝のリスクを伝えて協力してもらいましょう。



また、うつぶせ寝からあおむけに直すと目が覚めて起きてしまう子もいます。


最初は、泣いてしまうのも受け入れて、あおむけに直してあげましょう。

命が大切です。



午睡チェックを忘れずに


午睡チェックは、各自治体によって、「5分ごと」「10分ごと」と時間が決まっていると思うので、それに基づいて行っていきます。

・呼吸

・顔色

・実際に触って確認



やり方も決まっているはずなので、忘れずにやっていきましょう。


モニターなどの電子機器を採用している保育園も増えてきていますが、過信しすぎないように注意してください。


入園直後に注意


午睡は、特に入園直後に注意が必要です。


午睡中の突然死の多くが、入園直後に起こるといわれています。

・初めて保護者から離れて過ごす

・知らない人、知らない場所

・生活の仕方もわからない



上記のように入園直後は、ストレスが多く、午睡中の事故にも影響があります。


大人も急に知らない人、場所で生活することになったら、ストレスを感じるはずです。


入園直後の子どもたちは、特に気をつけて見ていく必要があります。

年度初めは、泣いている子もいて、その中で連絡帳なども書かなければいけないなど、バタバタしがちです。



午睡チェックもすることが難しいというクラスは、他のクラスの先生や役職の先生に手伝ってもらいながら、子どもの安全をしっかり守っていきましょう。


一斉に寝る必要はない


保育園の午睡というと、一斉に寝始めるイメージを持っている人もいると思います。


しかし、一斉に寝始める必要はあるでしょうか?


子ども一人ひとりの生活リズムは違います。

・食事をする
  ▼
・絵本を読む
(全員集まる)
  ▼
・「さあ寝ましょう」
(一斉に布団に移動)
  ▼
・布団に行って寝かせる
(一斉に寝る)
  ▼
・寝ない子は無理にでも寝かせる



これでは、軍隊のような生活に感じませんか?


スパルタな部活の合宿のようにも感じます。


保育園は、そんな場所ではないはずです。

子ども一人ひとりの生活を尊重しながら、眠い子から寝られるような雰囲気や生活の流れを作ることが必要なのではないでしょうか?



もちろん、保育園生活は集団で生活しているので、なんでもOKというわけにはいきません。


しかし、許容できる範囲内で、子どもの選択肢を広げてあげることはできます。


音楽より子守唄


音楽を流すことを否定するわけではないですが、保育士の声で歌う「子守唄」のほうが温かさがある感じがしませんか?


子どもにとって、信頼できる先生の声を聞きながら寝ることは、

・安心できる

・見守られていると感じる

・そばにいてくれると感じる



こういったことに繋がり、ゆっくり寝ることに繋がるはずです。

・ねんねんねやま(わらべうた)

・ゆうなのきのしたで(わらべうた)

・ゆりかごのうた



私は上記の歌を午睡の時に歌っていました。

りさ
りさ

一番好きなのは
「ねんねんねやま」ですね。



YouTubeにも「ねんねんねやま」はアップロードされているのですが、音程が低いものが多かったので、紹介は控えておきます。


音楽を流すのもいいですが、温かい保育士の声で歌う「子守唄」も、使ってみてください。


必ずしもトントンしなくてもいい


「寝かしつけ=トントン」だと思っていませんか?


寝かしつける時は、必ずしもトントンしなくてもいいはずです。

・手を握るのが好きな子

・トントンが好きな子

・子守唄が好きな子

・見守られながら寝る子



安心して寝られる方法は、子どもによって違います。


トントンを否定するわけではありません。


保育士が、「トントンすれば寝てくれる」と考えていることが、問題ではないでしょうか?

りさ
りさ

1歳くらいになると、
信頼できる大人に見守られながら
入眠する子もいます。



大人の都合を押し付けるのではなく、子どもが安心して休むことができるように、関わっていくことが大切です。


無理やり起こさない


午睡の時間が終わり、起きるときは、

・すぐに目が覚める子

・目が覚めるまで時間がかかる子



様々な子がいるので、その子のペースに合わせて活動に参加できるように、援助したほうがいいと思いませんか?

・(強めに)起きる時間だよ

・早く起きてよ

・片付けるから降りて



つい、こんなこと言ってしまいそうになるかもしれません。


しかし、保育士が無理やり起こすのではなく、子ども自身が自分から起き上がって、行動し始める姿を大切にすることが、子ども一人ひとりを大切にした保育ではないかと考えています。


保育園生活は、そんなに忙しいものではないですよね。


寝る時も起きる時も、子ども一人ひとりの生活を尊重して援助を心がけたいです。


一人で寝かせない


午睡の時間に一人で寝かせるということは、事故に気づかないだけでなく、子どもにとっても不安を感じ、ゆっくり寝ることができません。


発達障害の子など、周りが気になってなかなか寝られない子は、場所を少し離して落ち着ける場所に移動し、入眠したらみんなと同じ場所にしてあげるといいですよ。


午睡中の事故の危険性を知る


午睡の中の援助において、「事故の危険性」を知っておくことも大切です。


乳児の死亡事故の多くが、「午睡」と「プール活動」で起こるといわれています。


午睡の死亡事故の原因は大きくわけて、2つです。

・SIDS(乳幼児突発死症候群)

・窒息死



この2つが原因であると言われています。


SIDS(乳幼児突発死症候群)


SIDSは、睡眠中に前触れもなく、亡くなってしまう事故の1つですが、原因はわかっていません。


保育園でできる対策は、「あおむけで寝かせる」ということが、一番です。

・うつぶせ寝

・保護者が喫煙者

・母乳育児でない



また、上記の環境で育てられた子は、そうでない子に比べて、3倍~4倍「SIDS」のリスクが上がると言われています。


窒息死


子どもは、タオルケットや布団の糸でも窒息してしまうことがあります。


「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年 3 月)を参考にすると、

・周りに小さな玩具はないか

・タオルケットなどの糸はほつれていないか

・食べ物が口に残っていないか



このように安全確認をしっかりすることで、窒息死を防ぐことができます。


また、窒息死を防ぐためにも「あおむけ寝」は大切です。


うつぶせで寝ていると、口の中に食べ物や玩具が口に入っていることに気づくことができません。


あおむけで寝かせて、子どもの安全を守っていきましょう。


保育園の午睡は子どもがゆっくり休息するための時間


ここまで、「保育園の午睡」について紹介していきました。


午睡の時間は、保育士にとって、

・事務作業

・会議



このような仕事もしなければいけないので、つい子どもたちに「早く寝て」と思ってしまいがちです。

りさ
りさ

私もそうだったので、気持ちわかります。



しかし、子ども目線から考えてみると、午睡の時間は生活の1部であり、休息の時間です。


そんなやすらぎの時間を、保育士に「寝なさい」なんて言われるの嫌ですよね。

・一斉に寝かせる必要はない

・トントンはしなくてもいい



この辺は、衝撃を受けた方もいるかもしれません。


今回紹介してきたこと全てが正しいとは限りませんが、「子どもの目線」から考えて、

・本当にそれでいいのか

・もっと子どもを尊重した保育ができるのではないか



と考えてみると、さらに素敵な保育に繋がるはずです。


ということで、今回は、終わりにします。


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