「学校の「当たり前」をやめた。」を学校嫌いな私が読んでみた

保育学生
 

「学校の「当たり前」をやめた。」って本が気になるんだけど、どんな本?

ママ
 

教育に関するおすすめの本教えて



という方いませんか?


元保育士のRisaです。


元保育士で教育学部にいましたが、学校は大嫌いでした。

▼私が学校が嫌いな理由



今回は、



「学校の「当たり前」をやめた。」という本を読んでみました。


この本、めちゃくちゃ面白かったので、紹介していきたいと思います。

◇記事の内容◇

・本の概要

・本の中で特に共感したベスト3

・本から将来の教育を考えてみた

・教育学部の課題の考察



ではいきましょう。


「学校の「当たり前」をやめた。」を学校嫌いな私が読んでみた


この本は、学校嫌いな私が読んでもめちゃくちゃ面白かったです。


こういう考え方が、今の日本の教育に広まっていたら教員になることを少しは考えたかもしれないと、思ってしまうくらい、考えさせられる本でした。

しかし、まだまだこの本の考え方は、広まっていません。



「学校の「当たり前」をやめた。」の概要


「学校の「当たり前」をやめた。」は、東京都千代田区麴町中学校校長の工藤勇一さんが、書かれた本です。


この本を読んだ教育に携わる方は、「この本、公立の校長先生が書いたの!?」とびっくりするのではないでしょうか?


それくらい、新しい教育の形を提示してくれています。


学校とは何のためにあるのか


この本は、「学校とは何のためにあるのか」という、学校教育の根本に戻って、今の教育制度について、工藤先生が考え、見直し改善してきた内容になっています。


今ままでの学校生活では当たり前だった

・宿題

・定期試験

・生徒指導(校則)



上記のような内容について、本当に必要なのか、必要ならばどのような形が今の教育に適しているのかを、麴町中学校では、見直してきました。

りさ
りさ

生徒はおかしいと思っていることも
学校の先生はそれが当たり前だと
考えているから、普通なかなか
変わることはないですよね。



また、これからを生きる子どもたちにとって、どんな力が必要なのかを考えて、

・生徒が手帳でスケジュール管理をする

・問題解決型カリキュラムを作成する

・目的を持った修学旅行



上記のようなことにも積極的に取り組んできたそうです。

本を読んでもらえればわかりますが、どれも魅力的で、「この学校に転校したい!」と思うはずですよ。



そして、最後には工藤先生が考える「これからの教育」について、紹介されています。


本を簡単に紹介すると、このような内容になります。


学校の問題はたくさんあると思いませんか?


みなさんが学生だった頃、「学校ってなんでこんな感じなんだろう?」と考えたことありませんか?


私が学校を嫌いになったのも、いじめではなく、日本の学校の教育システムが問題だったと思います。

▶「私が学校を嫌いになった理由」


日本の学校教育に対しての疑問を下記にまとめてみました。

・意味のわからない校則

・運動会の行進練習(ラジオ体操の練習)

・教員のエゴの押し付け
 (子どもの価値観は無視)

・1週間に何度も行われる服装検査



他にもありますが、上記の内容に関して、「理解ができない!」と思ったことがある方は、多いはずです。


疑問を感じながらも、生徒の力では何も変えることができずに、学生生活をしていましたよね。


教員の中にも疑問を感じている人はいる


実は、疑問を感じているのは子どもだけではありません。


教員の中にも「おかしい」と思っている人はいます。

それが当たり前だと思っている人も多いですが…。



しかし、「おかしい」と思っている教員の多くは、改革をしようとはしません。


改革をしようとしても、先輩教員から基本的につぶされてしまいます。


その中で、教員は現在の教育の制度に洗脳されていきます。

りさ
りさ

教育って洗脳だと思いませんか?
生徒も教員もおかしいと思いながらも
洗脳されていくんです。



こんな教育現場にも関わらず、工藤先生は公立の中学校で、たくさんの改革を行っていきます。


学校の「当たり前」をやめた。共感ベスト3


たくさんの改革の中で、特に共感したベスト3を紹介していきます。


工藤先生が麴町中学校の改革の中で、「やめたこと」の一例を下記にまとめます。

・ただこなすだけの宿題

・定期試験

・固定担任

・運動会のクラス対抗リレー



他にもたくさんありましたが、どれもやめた理由が納得できるものでした。


今回紹介するのは、「ベスト3」となっていますが、順位は決めることができなかったので、共感したことを3つ紹介していきます。


①体育祭のクラス対抗リレー


これ嫌いだった人いるのではないでしょうか?

りさ
りさ

私は嫌いでした!



走るのが速い、遅いに関わらず、「クラス対抗リレー」に悪いイメージを持っている人は多いはずです。

体育祭前にだいたいのクラスの順位はわかっていて、なんか嫌ですよね…。



この体育祭のクラス対抗リレーを、麴町中学校の生徒は生徒会の話し合いでなくしました。


体育祭の目的とは何か?」という原点を見直し、「全員が楽しくないと意味がない」、そのためにはクラス対抗リレーは不適切であるという結論を出しました。


この決定は、生徒同士で行われたんですが、その決定を教員も認めたという点がすごいと思いませんか?

りさ
りさ

学校の先生って
何かと競わせたがるじゃないですか?



特に熱血教師だと、「勝つぞ!!」なんて、先生が勝手に暴走し始めることもあります。


体育祭の意味を考えたことがある先生って…?


この本を読みながら、「体育祭の意味」を考えたことがある先生ってどれくらいいるんだろう?


と思ったんですが、どうなんですかね。

・今までやっていたから楽しいでしょ

・盛り上がってるんだから楽しいでしょ



まず、「盛り上がってる」と「楽しい」は違うと思うんです。

りさ
りさ

盛り上がってるけど
楽しいかと言われたら
それは違うってことありませんか?



体育祭の意味は、各学校によって違うと思いますが、それぞれの学校で、一歩引いた目線で行事について考えることができると、行事の内容やそれまでの活動内容が変わってくるのではないでしょうか??


②未来を生きる子どもたちに必要な力


工藤先生は、本の中で「未来を生きる子どもたちに必要な力」を子どもに関わる大人は、考えなければいけないことを、伝えています。

りさ
りさ

こんな先生が学校にいたんだ!
と感動してしまいました。



日本の教育は、「知識」が重視されています。


ここ数年になって、「アクティブラーニング」という言葉が教育現場に浸透し、教育課程の中にも組み込まれるようになってきました。


しかし、「アクティブラーニング」がなんのためにやっているのか、理解しているのかに関して、疑問が残ります。


本の中では「総合」の時間について、下記のように書かれていました。

学習指導要領にどうあてはめるかを考えることよりも実社会を見て、これからの時代を生きていくうえで何が必要な力なのかを考え、授業を組み立てること

学校の「当たり前」を溜めた。‐工藤勇一‐



これを読んだ学校の先生は、「いや~大変だ!!」と思ったかもしれません。


教員は、常に未来を見ていかなければいけません。


しかし、現在の多忙な教員の働き方では、そこまでの意識を向けることが難しいですよね。

教員こそ、多様な経験が必要なのに、経験する時間がありません。



問題解決型のカリキュラムも難しい


未来を生きる子どもたちに必要な力を身につけるために、「問題解決型」のカリキュラムも広がっています。


しかし、これも「教員の力」がかなり重要になってきます。

・何も問題にするのか

・どのように問題を提示するのか

・どのように学習を進めるのか



上記は正解がなく、「子どもの興味関心」によって間違いなく変わってきます。


問題解決型の活動の中心は、子どもですが、それを支えるのは教員です。


教員の言葉1つで、活動が充実することもあれば、その逆もあると思います。


「子どもにとって必要な力」をしっかり考えた上で、授業や活動などとを実施していくことが、これからの教育に必要ですよね。


③早く大人になりたい子どもを育てたい


「早く大人になりたい子どもを育てたい」は、工藤先生が思い描く学校教育の話です。

学校の先生を見て、「大人っていいな」と子どもに思ってもらえたら最高ですよね。



工藤先生は、そのために「自律」させることが必要だと言っています。

・課題に直面
 ▼
・どうやったら解決できるだろうか?
 ▼
・行動する



上記のようなことを、子どもができるようになることが大切だと本では書いてありました。


子どもが「自律」するためには、

私たち大人が子どもに手を掛けすぎず、自分で考え、判断、決定、行動させる機会を与えることが大切です。

学校の「当たり前」を溜めた。‐工藤勇一‐



工藤先生は、このように述べられていますが、大人は「型」にはめたがります。

・学校の先生

・保育士

・幼稚園の先生



どの職業にも同じことが言えるはずです。

自分は型にはめてないと思っても、気づかない間に型にはめていることは、よくあります。



子どもは、目には見えない「自分で成長する力」を持っているはずです。


その力を信じて子どもたちに関わっていくことは、大切ですよね。


大人が楽しむことも大切


これは私の考えですが、子どもが「大人いいな」と思うためには、「大人が人生楽しんでいる」というのも必要ではないでしょうか?

・仕事を楽しんでいる

・プライベートを楽しんでいる



このような姿を子どもたちに見せることで、「大人っていいな」と思うきっかけになると考えています。

ただ、学校の先生は忙しくてそれどころじゃないのが問題ですよね…。



他にも紹介したいことがたくさんあります。

・部活とは違うアフタースクール

・みんな仲良くすることは難しいことを伝える



ぜひ、気になる方は、読んでみてください。



学校の「当たり前」をやめた。から将来の教育を考えた


この本を読んで、日本の教育の将来を考えてみました。


自分が教育学部にいた経験も含めて、考察できればと思います。


教員が変わることは難しいのか


学校が変わるためには、教員が変わることが必須条件です。


しかし、これが難しい。


自分の学生時代、教育学部時代のことを考えると、日本の教育現場は古い慣習が多いです。

・先輩より早く出勤、遅く退勤

・学校の書類のフォーマットは「一太郎」

・授業で使う音源は「カセットテープ」



これを見て「嘘でしょ??」と思ったかもしれませんが、実際にこういう学校がまだまだあります。(全ての学校ではありませんが)


新しい情報が入ると、シャットダウンしてしまう教員が多いのも現実です。


考えることをやめていないか


「変わる」ということは、「考える」ということではないでしょうか?


変われないということは、考えることをしていないのかもしれません。

自分が変わるって大変な労力が必要ですもんね…。



現在の教育課程では、教員はほとんどの授業を考えなくても授業することができます。


学習指導要領と教員用の赤本があれば、最低限の授業は行えるんです。


もちろん、子どもに向き合って教育している先生が多いのも事実です。


しかし、「考える」ことをしない教員がいることによって、学校が変わりにくくなっているのかなと考えています。


生きる力を教員は考えたことがあるか


「生きる力」って難しいですが、教員の中には「生きる力」についてあまり考えたことがない人も多いかもしれません。


教員って、レールに乗った人生を送っている人が多いんです。(もちろん全ての人ではありません)

・なんとなく進学校に入って

・なんとなく教育学部に入って

・教育学部に入ったからなんとなくそのまま教員になる



上記のような人、結構います。


「生きる力」がなくても、勉強していれば教員になることができ、教員になれば年功序列で、続けていれば給料は上がっていきます。

現在の学校の中には、若手が学校のほとんどの仕事をして、年長者はほとんど仕事をしない学校もあるようです。



このような人生を送っている人に、「生きる力」を教えることは、難しいですよね。


しかし、レールに乗ってきた人も「生きる力」について考えれば、教育に生きてくるはずです。

年功序列の環境に飛び込むことも「生きる力」と考えることもできるかもしれません。



日本の将来の教育を変えていくために


日本の将来の教育を変えていくためには、さらに2つの視点が大切ではないかと考えました。

・教育学部のカリキュラムの見直し

・生徒ファーストである学校づくり



上記について、個人的な考えを提案します。


教育学部のカリキュラムの見直し


学校現場を変えるためには、教育学部のカリキュラムから見直す必要があります。

りさ
りさ

実際に教育学部にいましたが、
あれでは日本の教育は今までと変わりません。



「生きる力」が重要だと、工藤先生はおっしゃっていましたが、「生きる力」に触れた授業は、今から5年前の教育学部ではありませんでした。


教育学部の授業は、知識の詰め込みのような授業もまだまだ多いです。

・教科の授業
 →教授の趣味の分野の話を聞くだけ

・教科指導方法の授業
 →ひたすら指導案の書き方を学ぶだけ



全ての授業が上記のようなものではないですが、このような授業があるのも事実です。


もっと、世の中に目を向けて、授業内容や方法について、考える授業があってもいいのではないでしょうか?


また、こんな授業も教育学部ではありました。

・クラス運営は、みんなでゲームしてればOK

・これでみんな仲良し!



このようなことを大学の先生から言われるんですが、どう思いますか?

りさ
りさ

私はそんなことないと思います。
クラス運営のためにゲームを取り入れる
にしても「本当に必要なのか」について
考えることが大切だと考えます。



日本の教育を変えていくためには、教育学部のカリキュラムの見直しは、必須で行わなければいけないと考えています。


生徒ファーストである学校づくり


これまでの学校は、「生徒ファースト」というよりも「教員ファースト」の部分が大きかったように感じます。


しかし、学校は「子ども」が生活する場ですよね?


子どもたちが「学校は自分たちが生活する場」として考えることができるようになれば、もっと主体的に学校生活に参加することができるはずです。

教員に支配されていると思った瞬間、校則は破り、活動に参加しなくなってしまう気がします。



私は、保育士をしていましたが、保育も同じです。


先ほどもお伝えしたように、大人は気づかない間に子どもを支配しようとしてしまいます。


支配ではなく、同じ場所で一緒に生活する者として、一緒に過ごすことができたらいいですよね。

りさ
りさ

大人って、つい自分がコントロール
できる範囲でどうにかしようと
してしまうんですよね…



教育について考えるきっかけになる1冊


ここまで、「学校の「当たり前」をやめた。」について紹介しながら、この本を読んで日本の教育について考えたことをまとめてきました。


「教育」に関心がある方にとって、この本はこれからの日本の教育について考えるきっかけになる1冊になるはずです。



ぜひ、気になる方は一度読んでみてください。


ということで、今回は終わりにします。


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