子育てにおいて大切なことを教えてくれる1冊「子育てで一番大切なこと」を紹介(後編)

保育学生
 

子育てで大切なことってなに?

ママ
 

子育てにおすすめの本が知りたい!



元保育士のRisaです。


最近読んだ本の中で、最もおすすめしたい「子育てで一番大切なこと」の紹介「後編」です。

▼前半はこちらから。



前半では、下記のテーマについて紹介してきました。

・子育てで大切なこと

・愛着

・発達障害

・発達障害と愛着

・子どもの貧困



後半は、下記について紹介してきます。

・乳幼児期に大切なこと

・小学生時期に大切なこと

・社会養護について

・まとめ



前半より、より具体的な話が紹介されていました。


本「子育てで一番大切なこと」は、

・これから子育てをする人

・子育て中の方

・子どもと関わるお仕事をしている方



上記のように、子どもと関わる全ての方におすすめしたい1冊です。


では、後半を紹介していきます。



子育てにおいて大切なこと「乳幼児期」のこと


前半の記事で、子育ては「3歳までが重要である」ということを紹介しました。


子どもの乳幼児期は、まさに重要な時期に当てはまります。


子育ての中で、最も大事な期間といってもいいかもしれません。


乳幼児期の要の課題


乳幼児の育児をより充実したものにするには、乳幼児の育児の課題を知っておく必要があります。


「子育てで一番大切なこと」の中では、下記のことが「要の課題」として紹介されていました。

・赤ちゃんの言葉はどのように育っていくのか、どんな関わりをすればいいのか

・食事やトイレなど自分でできるようになるコツとは?

・しつけをする時の注意

・健康な生活を送るコツは

・子どもの病気、事故を防ぐには



上記の課題に答えることできますか?


パッと答えるのが難しい課題ばかりですね。

乳幼児期って最も大事な期間なのに、育児のことは学校でも他の場所でも教えてくれないんですよね。



誰も教えてくれないことが、子育てを難しくさせているなと感じます。


本の中では、詳しく書かれていますが、今回はいくつかに絞って、ポイントだけ解説していきます。


赤ちゃんの言葉の発達


赤ちゃんの言葉の発達ってどのように発達していくか知ってますか?


赤ちゃんの最初の言葉は、「マ行」「パ行」「バ行」であり、これは世界共通だそうです。


口の動きが真似しやすので、発音しやすい音になります。


さらに、言葉の発達には、下記のようなことが必要になってきます。

・真似、からの模倣

・指差し

・描画

・見立て遊び



上記のようなことができるようになることで、言葉は発達していきます。


ということは、ママやパパは練習をして言葉を伸ばしていこうとするよりも、真似をすることができるか、指差しをするようになったか、などを見ていくことが大切になりそうですね。


子どもは言葉によって世界を理解していく


赤ちゃんにとって、生まれてきたこの世界はわからないことばかりです。


様々な体験や経験によって、物事を把握していきますが、「言葉の発達」もかなり重要です。


私たち人間は、「名称」があって、初めて物事を理解することができます。

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確かにモノや感情に名前がついてなければ、区別することができないですよね。



つまり、言葉のやり取りが、認知の発達に繋がり、さらなる言葉の発達に繋がるということです。


ママやパパは、子どもに乳幼児期の子どもに特別な経験をさせるよりも、子どもの興味関心に合わせた「言葉のやりとり」を大切にしたほうがいいということになります。


改めて、子どもとの言葉のやり取りを大切にしようと思いますよね。


トイトレのこと


子育てをしている方なら、1度は悩む「トイレトレーニング(トイトレ)」です。


トイトレはいつからできるようになるのかな?と思いますよね。


実は、10ヵ月でもできるようになるそうです。


これには、びっくりでした。

しかし、今は無理をしなくてもいい!が主流になってきています。



本の中で、トイトレのポイントは、

・上手にできた時に褒める

・失敗は叱らない



この2つが大切だと書いています。


そして、この2つは、全てのしつけに共通しているそうです。


子どもへの期待やイライラした気持ちが出てくると、叱るがつい多くなりますが、「褒める」を大切にしていきたいですよね。


子どもの睡眠時間が問題になっている


「子育てで一番大切なこと」の中では、最も問題としてとらえなければいけないこととして、「睡眠」をあげています。


睡眠は日本の子育ての最大の問題だと、筆者の杉山先生は言ってますが、お子さんの睡眠は十分にとれてますか?


日本の子どもは、世界と比べても寝ないことで有名です。

・日本の子:11時間半

・ニュージーランド:13時間以上



上記のように、日本とニュージーランドの子どもでは、約2時間の差があります。


睡眠が短いと、どんな問題があるかというと、

・緊張が切れない(常に緊張状態)

・成長ホルモンの分泌に影響

・イライラしてしまう



上記ような弊害が出てきてしまいます。

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実際、睡眠時間が多い子ってかなりいます。


保育士をやっていた時、自分より寝てない子がたくさんいました。日をまたいでから寝るって子もたくさんいます…。


トイトレや身辺自立とか言う前に、まずは子どもの睡眠時間を見直すことから始めたほうがよさそうです。


しつけと体罰の違い


「しつけ」と「体罰」の違いがわからない、ということで悩むママやパパもいるのではないでしょうか?

暴力さえしなければいいのかな?と思うことありませんか?



もちろん、体罰は子どもの脳にダメージが出てきてしまうので、絶対にNGです。


しかし、体罰をしなくてもネグレクト(育児放棄)や心理的に追い詰めることは、子どもに悪影響があります。


体罰よりも、心理的虐待のほうが子どもへのダメージが大きいとも言われています。



では、しつけのポイントは何かというと、「ほめること」だと、杉山先生はおっしゃっています。


ただし、全く叱らないことでは、ありません。(ここ重要ポイントです)


いけないことはいけないと伝えながら、それ以上に褒めることを増やすことが重要です。


子育ての中で、「子どものことをどれだけ褒めているか」意識してみるといいかもしれませんね。


子育ての大事なこと「小学生時期」のこと


次は、小学生(学童期)の子育てのポイントです。


日本の学童期は、目に見える問題が多く出てきてます。


学童期の成長のポイント


まずは、学童期の成長(発達)のポイントを押さえておきましょう。


「子育てで一番大切なこと」の中で、学童期のポイントは下記のように紹介されています。

・体型の変化

・免疫系の変化(幼児期に一通りの疾患に出会う)

・行動の変化(コミュニケーション向上、着席できる)

・社会的ルールの理解

・神経系の変化



上記を理解したうえで、子どもを見ていく必要があります。


幼児期とは違った成長を見せていくでしょう。


学童期に困難を抱える子が増えてきている


実は、学童期に困難を抱える子が多くなってきています。


特に、授業中に座っていられない子が増えてきているそうです。


本来は、年齢が上がるにつれて、できるようになるのに、年齢が上がるとできなくなってしまう子もいます。


この原因として、

・発達の凸凹を持つ子の増加

・発達障害ではないが、何かしらの困難がある子の増加



上記が影響しているようです。なぜ、このような子が増えているのかというと、

・社会的状況の変化

・出産の高齢化



が指摘されています。前半の記事でも詳しくお伝えしましたが、高齢での出産には、リスクが伴います。


▶前半の記事を読み直す方は「ここから」。


また、愛着関係に困難を抱えている子が、増えてきていることも影響しているのかもしれません。


日本の教育の課題


学童期には、このような問題があるにも関わらず、日本の教育には、

学力に合った適切なクラスに行けない



という課題があります。


日本の教育って「みんな一緒」を大事にしすぎている部分があるんですよね。


また、発達障害や発達に凸凹があったとしても、通常クラスに入れたがる親が多いことも問題だと杉山先生は指摘しています。

通常クラスに入れたい気持ちに十分にわかります。小学校に行ったら大丈夫なんじゃないか!って思うんですよね。クラス・学校選択はとっても難しいです。



親の思いで、通常クラスに入ったはいいもの、途中で勉強や環境についていくことができずに、支援学級や特別支援学校に変わる子も今の日本では多いです。

ただ、これが子どもにとって「自分はできないんだ…」という大きな挫折になります。


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また、能力の高い子が適切な教育を受けるクラスも、今の日本にはありません。


このため、能力の高い子たちの「意欲低下」に繋がることもあります。


支援級の教員の問題


「それじゃ、通常クラスが難しいなら特別支援学級に入れればいいのか!」


というと、そこも難しい問題です。


保護者の方には、あまり知られていませんが、各小学校の中にある特別支援学級で担任をしている教員の多くが、「特別支援教育」の免許をもっていません。

私は大学時代、特別支援教育の学科に在籍し、現在免許を持っていますが、特別支援教育を学んでいる学生ですら、疑問に感じる授業が特別支援学級で行われていることがありました。



全ての特別支援学級が悪いというわけではありませんが、特別支援学級は担任によって、学習に大きな差が出てくることを、覚えておくといいかもしれません。


ちなみに、海外では、大学院を出ないと特別支援教育の免許を取ることができません。


日本と海外のこの差ってなんなんでしょうね…。


幼稚園6年生の提案


「子育てで一番大切なこと」の中で杉山先生は、このような日本の教育の現状を踏まえて、「幼稚園6年生」の提案をしていました。


発達に凸凹がある子たちも、10歳前後になると、集団生活、集団教育に無理がなくなってくるというのが、理由のようです。


9歳までは、個別対応ができる場で学び、過ごすことで、無理なく学習することができるのではないか?と提案していましたが、みなさんはどう思いますか?




子育てで大切なこと「社会的養護」


子育てをするなら、「社会的養護」についても知っておくといいですよ。


自分には直接関係なくても、お子さんには関係が出てくる可能性があります。


日本の社会的養護には、大きく分けて2種類あります。

・家庭的養護(養子縁組や里親)

・施設養護(入所型児童福祉施設など)



日本では、約4万人の子どもが対象になっているんです。


日本の社会的養護の弱さ


日本の社会的養護の対象人数は、世界的に見ると、明らかに少ないそうです。


「え、そういう家庭が少ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。


日本では、年間10万件の虐待相談があるにも関わらず、「4万人」の子しか、対象になっていません。

虐待の相談があったのに、亡くなってしまった、親子で自殺したということが時々ニュースになりますよね…。



こういったニュースからも日本の社会的養護の弱さを知ることができるます。


日本は施設養護が多すぎる


日本の社会的養護は、施設養護が多いことも問題です。

施設:里親=9:1



このように、日本の社会的養護は、ほとんどが施設養護です。


海外ではほぼ廃止になった「乳児院」も日本にはありますが、乳児院では、多くの赤ちゃんが1つの施設で生活していることになるので、必然的に「愛着形成」に課題が出てきてしまいます。


日本の施設養護の課題


施設養護の数が多いことも課題ですが、日本の施設養護の仕組みにも課題が多いです。

・大人数が1室で過ごす
(プライバシーはどこへ?)

・職員の少なさ
(子4人に大人1人)
(海外は1対1のとこもある)

・発達障害や愛着障害の子が多い
(トラブルやパニック行動の増加)

・施設内の性的問題が多い



上記のような課題が、本の中で取り上げられていました。


きっと、職員の方は子どもたちと向き合いながら生活していると思いますが、この状況では、どうしても手が回らなくなってしまいますよね。


こういう環境で、生活している子どもたちがいることを知っておくことは、どの保護者も必要かもしれません。


子育てで大切なこと「個人的なポイント」


ここまで、本「子育てで一番大切なこと」について、前半と後半に分けて紹介してきました。



子育てで大切なことについて、個人的に重要なことを下記にまとめます。

・愛着の理解

・発達障害の知識

・子どもに適した生活(睡眠など)

・適切な教育の場

・貧困、虐待、社会的養護の理解



この辺を学び、理解することが、子育てには必須だなと感じましたね。


子育てで最も大切なこと「愛着の理解」


その中でも特に大切なことが、「愛着」ではないでしょうか?


愛着関係がしっかり形成されれば、子どもは成長して大人になっても困難を乗り越えながら、生きていくことができるってかなり生きる上で大切なことですよね。

「3歳までは子ども中心の生活」



これが難しい家庭も多いのかもしれませんが、もう一度生活全体を見直して、子ども中心の生活をなるべく心がけることは、必要なのかもしれません。

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高齢出産のリスク


前半で取りあげた、「高齢出産のリスク」に関して、目を背けたくなる人もいるかもしれません。


私もきっと、高齢出産になる気がします…。


しかし、リスクに関しては、目を背けるのではなく、理解すること必要です。

・発達障害

・未熟児



上記のリスクが上がることを踏まえた上で、妊娠、子育てをすることが大切なのではないでしょうか?

とは言っても、自分の子なら、どんな子でもかわいいに間違いないんだろうな~と想像してしまいます。



高齢出産のリスクを知っておくことが、「発達障害」などの理解にも繋がっていいくはずです。


子育ての形が変わってきている


この本を読んで、「子育ての形」が変わってきているんだろうなと個人的に感じてます。


それが顕著に表れているのが、「子どもの睡眠時間の短さ」です。


もちろん、20年前にも睡眠時間が短った子はいるはずですが、間違いなく増えています。

保育園でも平気で「寝たのは11時くらいかな~」とか話す年子が普通にいます。



ママやパパは、「子どもには子どもに適した生活がある」ということを、理解しておくことが必要です。


子育てで大切なことはスキルではない


子育てで結局大切なことって、「当たり前のことを当たり前にする」ってことなんだとこの本を読んで、改めて気づきました。

・早期教育

・たくさんの知育玩具



色々なスキルはありますが、まずは基本をしっかりと。


これがきっと、子育てで一番大切なことなんでしょうね。


ということで、今回は終わりにします。


▼子育てにおすすめの本はこれ!

育児
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